【ハイパーインフレ】 財政ファインスの批判をかわそう!【ジンバブエ】
先程も書いたように、大義名分を声高に叫ばないといけないのは、日銀が国債を政府から直に引き受けたり、政府の支出を直に引き受けることは財政ファイナンスする可能性もあるからです。
財政ファイナンスとは
財政ファイナンスと言うのは、早い話が、中央銀行がお札を刷って、そのお札で借金を支払ってしまおうと言うことです。
財政
国や地方自治体が行う経済活動
finance
資金を調達したり供給したりすること
財政 + finance
国や地方自治体が行う経済活動に、資金を調達したり供給したりすること
日本みたく、お金の流れが悪くて万年デフレかデフレ突入一歩手前と言う国でこれをやるのは良いのです。
大規模金融緩和は銀行にとっても負担ですので、政府から直接国債を買い取ってしまうことで銀行の負担も多少なりは減らせると思いますし(実際には、日銀が銀行ぶんの国債まで全部吸収してしまい、金融機関の買う国債が無くなって涙目状態 (τωヽ) になってしまうのかもしれないですが)、銀行が投資も運用もできなかった余り金が日銀の当座預金にブタ積みされ続けることも減るかと思います。
でも、これがもうすでにお金の流れが十分だったり、じゃぶじゃぶ過ぎて困っている国の場合、例えばドイツのハイパーインフレの時のような感じの国だと困ります。
よく言われる話ですが、スーツケースいっぱいに札束を放り込んで、コーヒー一杯を飲みに行くような状態にもなりかねません。
(ドイツの例は、中央銀行が暴走してしまった結果起こったことで、普通は、その前に中央銀行がインフレを制御するので大丈夫だとは思うんですが)
そんなわけで、普通の国では、そう言うのを防止するために、『 中央銀行が国内のお金の量を増やしたいときは、民間の銀行を通しましょうね 』 と言うことになっているわけです。
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次は、日銀は何を引き受けるべきかについてです。
品薄な国債の引き受けなんかより、もっと効果的なものがあるはず!と言うことで、考えてみました。
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