GDPとは
Gross Domestic Productの略です。
日本国内でどのくらいの金額の物やサービスなどが生み出されたのかという指標です。
ですので、日本語では「国内総生産」という言われ方をしています。
経済力が伸びて、物やサービスなどがガンガン作られるようですと、この数値は伸びていきます。そのような訳で、この指標は経済力の目安として判断されます。
ところで、GDPには実質のGDPと、名目のGDPがあります。
どうして、この二つのGDPが作られたかと言うと、物価は常に変化するものだからです。
名目GDPとは、その年の生産されたモノやサービスの個数(回数)と、その金額を掛け合わせて計算された数値です。この名目GDPの指標は、単純に作られたモノやサービスと金額を掛け合わせただけですので、物価に大きな変化があったときは正確な経済状態を把握できません。
例えば、20XX年に日本の物価やサービスの値段が倍になったとすると、そのまま単純にGDPに反映してしまうと、日本の経済力は倍になったことになってしまいます。これでは、正確な経済力を反映できません。ですので、物価の影響を除いた形で、GDPの数値をはじき出したものを、実質GDPとして区別しています。
名目GDP・・・モノやサービスの個数(回数) X 金額
実質GDP・・・モノやサービスの個数(回数) X 基準となる年のモノやサービスの金額
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