【どう見ても】GDPショックについて 【消費税のお陰です】
GDPショックとは
(平成26年度国民経済計算確報より引用し、GDPが下がった要因などを一部加筆しました)
2014年11月17日に発生した株の大幅下落と円高。
同日08:50分に発表された実質GDPの速報値が悪かった
予想値 2.2%
速報値 -1.6%(前期比 -0.4%)
GDPが下落した原因
GDPの下落した時と消費税の増税の時がピタリ符合するので、消費税の増税がGDPの下落の原因。
GDPが回復しない
消費税導入後、8.9月期になるとプラスまで改善すると思われていたGDPが、マイナスのままだった。
世界中にリセッション入りと報道された
BBC・ロイターなどが、GDP速報値を見て日本がリセッション入りと報道。
海外投資家の日本への投資熱を冷やした。
やっぱり景気が思いっ切り冷えた
消費税導入後、景気が冷えるのがわかりきっていたので、政府が景気対策を前倒し、景気が冷えないように配慮していたにも関わらず、このGDPだった。
閣僚が脳天気過ぎると不安がられた
閣僚から出た経済の現状についての見通しが、かなり楽観的だった
(気候要因・在庫状態が影響したなど)
投資家が思う以上の楽観的な見通しが、却って不安を増幅した。
消費税導入後に冷えたままの不動産市況
民間住宅は-24.8%で数年ぶりの悪さだった。
(消費税導入後、冷えきったまま回復しない不動産市況を嫌気された)
株式市場の動き
寄りから大幅に売られ、そこからさらにジワジワと値を下げた。
上値追いを続けている相場だったため、かなりの高値警戒感があった
(引け安)
この暴落前には個人投資家の売りがかなりあった
25日移動平均線(15,955円)乖離率 6.38%
株式指標
日経平均 | 16,973.80 | -517.03 | -2.96% |
TOPIX | 1,366.13 | -34.28 | -2.45% |
ジャスダック | 101.75 | -0.87 | -0.85% |
GDPショック後の動き
円は一時的に高くなったが、日銀の金融緩和姿勢などに変更がないのが確認されると、再び円安方向に動いた。
円相場が円安傾向だったので、株はすぐにリバウンドした。
GDPが2期連続下落したことで、追加の景気対策が必要になってしまった。
(住宅エコポイントの復活や商品券の配布など)
今期、上場企業の決算は3%伸びたが、中小零細企業の中には苦境に立たされている企業もあった。
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