【建設・不動産】 10年間の株価の歴史
コチラのページでは、10年間の株価を見ることで、超・長期塩漬け(古漬け)が可能かどうかを考えてみたいと思います。(この場合、日本国のデフォルトや、関東大震災や戦争やチェルノブイリ級の原発事故が起こらなかったら・・・という前提で考えたいと思います)
【明暗クッキリ?】 不動産株を観察する
不動産株の10年間のチャートです。
不動産の会社はたくさんありますが、どうも各社バラつきがあるようです。
とりあえず共通点といえば、2000年あたりに底をつけていることでしょうか。
それ以後は各社の株価はバラバラな動き。
不動産株では、明暗がクッキリ分かれてしまったようです。
まずは、住友不動産。
ステキなまでに上げておりますネ〜
上げ幅は3倍以上。
大底の2000年くらいに購入しておけば、最近まで保有していれば大儲け出来ていた可能性もあるわけです。それに、10年前と比べても株価はずっと上げておりますので、とりあえず10年間持っておいたら売れないことはなかったわけです。
次に、三井不動産です。この会社は、ほぼ600円くらいが大底のようです。
キレイなレンジ相場ですので、600円くらいで購入したら外さないかな〜などとぼんやり考えております。
ところで、1998年の天井近辺以外では株価は戻しているので、うまく600〜700円で仕込めれば、結構安心感が強い株かもしれません。
↓のチャートは、小田急不動産です。未だ底練り中(?)の株価です。
1996年あたりに掴んでしまっていた場合、株価が約3分の1になってしまっているので、かなり厳しいかと思います。(資産3分の1)
このように、建設株は長期で見ると明暗がクッキリ分かれますので、より安定した動きの株のほうが古漬け投資には向いているのかもしれません。
【驚き!】 建設株の動きを観察
まずはこの株価をご覧下さい。三井住友建設の株価です。
この株の何がすごいかというと、「下落率」です
1996年の天井付近からフシュ〜〜〜〜〜〜ッと下落して、2002年ごろは100円を切っています。その目減り率は何と10倍。しかも、まだあまり回復していません。
すごいですね〜、これほどまでの目減り率ですと、思わず・・・
「損切りはお早めに」
・・・とアドバイスしてしまいそうな悪寒です。
その一方で高松建設。この会社はモリモリ株価を上げております。
その上げ率はほぼ5倍。
2000年からのデータしかありませんが、2000年に株を保有し始めたらほぼ5倍の資産になっているのです。つまり、1000円の株価で100万円投資して、5000円の段階で売れば、トヨタのクラウンの新車がキャッシュで買えるという按配です。
(こういった大化け株って、大化けする兆しとかないのかなぁ・・・)
ちなみに、↓のチャートは、鹿島のチャートです。
1998年からは500円くらいから200円くらいまでのレンジ相場でうろうろしているようです。
三井住友建設と似たチャートになっていますが、鹿島の方が下落幅は低いようです。
それにレンジ相場内で、1〜2年おきにうまく取引できれば、そこそこ夢はありそうな気もしなくはないです。
ところで、振り子のように1996年頃の株価に戻れた銘柄もあります。
新日本建設(株)の株です。
10年後に本当に株価が回復したわけです。
こういった株ですと、10年持っていて損切りをしなくても良いわけです。
最後に・・・
もうじき(5月23日現在)、涅槃に旅立たれる「松村組」の株をご紹介したいと思います。
松村組に関しましては、会社の業績などが回復基調であったと思っていた矢先のできごとであり、心からお悔やみ申し上げます。
この松村組の株、一時は200円近くまで回復したのに、結局、涅槃へと旅立つこととなってしまいました。「三井住友建設」や、「鹿島」の株と、最近までは近い動きをしていましたが、突然の事で非常に驚いております。10年後に株価が復活した「新日本建設(株)」株とどこがどう違うのか、今後時間をとって、少々調べてみたいような気がします。
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