【古漬け前に】 チャートをチェックする

チャートには、その会社の状態が良く現れている場合があります。
例えば、同じレンジ内をウロウロしている銘柄だとか、下げたまま低空飛行をし続けている銘柄だとか、下げたけれど振り子のように元に戻った銘柄だとか、下値を徐々に切り上げ続けている銘柄だとか、ひたすら細かく株価の変動を繰り返している銘柄だとか、実に様々な銘柄が存在しています。

これらの銘柄のチャートを見ることによって、会社の状態を把握しやすくなるので、古漬け投資をされる際には、10年スパンの株価の推移をチャートで確認することが、非常に参考になるかと思います。

【ウロウロ】 一定のレンジ内で動いているタイプ 【モチモチ】

まずは↓のチャートをご覧下さい。
このようなチャートの場合は、レンジ相場の中で株価が推移していることが多いようですので、10年来の底値である300円程度で買いを入れることが出来れば、かなりリスクを抑えられるのではないかと思います。

レンジ内でウロウロしている株を探し、尚且つ底値圏である銘柄を見つけるのは至難の業かと思いますので、不況や日本の経済が余り状態がよくない状態のときに、買い出動した方がGETしやすりのではないかと思います。



【いつまでも底】 下げたまま低空飛行をし続けているタイプ

下げたまま低空飛行を続けている銘柄がかなりあります。
これは、業界自体の景気がずっと悪い場合と、銘柄の持つリスクから買われない場合と2種類あるかと思います。特に後者の方の理由からいつまでも株価が上げないのであれば、要注意かと思います。

このようなチャートの場合は、会社四季報などを読んだり、関連記事などを読んだりして、しっかりとその会社のリサーチをした上で、買い出動された方が良いように思います。



【おおお!】 振り子のように値を戻すタイプ

10年スパンで見ると、振り子のように値を戻している銘柄があるかと思います。
このような場合は、大幅に収益が向上するような、「とっておきの材料」が潜んでいたりする可能性がありますし、悪材料が無くなって買われ始めるということもありますので、この場合も、会社四季報や日々のニュースに目を光らせておいた方が良いかと思います。

ここで注意なのが、業界全体は景気が盛り返してきたように見えても、会社を個別に見たときには、明暗が分かれている場合があるので、個別情報もしっかりとチェックしたほうが良いのではないかと思います。



【天晴れ!】 下値を徐々に切り上げ続けているタイプ

↓のチャートのように、下値を徐々に切り上げている銘柄があります。
このようなチャートの場合、会社の価値自体が切りあがってきているものと思われますので、会社の価値が上げ止まるまではジワジワきり上がってくるのではないかと思います。

また、このようなチャートを持つ銘柄の場合、突発的な事件やブームや不景気などに左右されにくい銘柄であるかとも思います。

大底の500円位の株価からすると、ダイキンはもうすでに6倍に株価が跳ね上がっています。300万円を投資したら、1800万円になっている試算です。

増えた試算は1500万円分。
300万円ずつ消費しても、5年間は働かずに生活できる増え方です。このような銘柄を見つけるのは、非常に難しいことではありますが、当たれば大きいのではないかと思います。



【ブルブル】 ひたすら細かく株価の変動を繰り返しているタイプ

↓のチャートを見るとかなりブルブルしています。
まるで地震計のようです。このような値動きを繰り返している株の場合、上げ下げの期間が非常に短いので、細かく商いをするのに向いているかと思います。

塩漬け姉さんも↓のチャートの味の素を買ったことがありますが、値動きが良くて結構ウマーな雰囲気でした。ただ、最近は値動きが弱めなのと、下値と上値を抑えられているので、値幅を取りにくくなりましたので、ちょっと残念な気がします。



このように、チャートには色々な種類があります。
勿論、チャートだけで銘柄選択してしまうことは、リスクが高くなってしまう可能性がありますが、会社情報や景気判断や日本の経済の状態などを良く考えた上で、チャートも判断材料の一つに加えるのであれば、非常に有効な判断材料の一つになるかと思います。

広告