【貸し倒れなし】 銀行が主に国債ばっかり買ってしまう理由 【楽して利子収入】

日本の銀行の中には、せっかく日銀が金融緩和したお金を日銀の当座預金をブタ積みして利子収入で儲けたり、預金者から集めた大量のお金を使って国債や社債や地方債などを山ほど買って利子収入で儲けたりしています。

また、本来の本業である 『 人や会社にドンドンお金を貸し付けて利子収入で儲けるお仕事 』の方にはそれほど力を注いでいないし、それでガンガン儲けてやろうとも思っていない様子。
その理由について考えてみました。

貸しつけたお金が焦げ付いて不良債権化するのを避けようとしている

担当者も人の子です。
貸しつけたお金が焦げ付いてドボンしてしまった時に、『お前何やってんの?アホなの?バナナなの?( ̄^ ̄;)』と言われるのはなので、できれば避けたい所です。

そこで、貸しつけても絶対に安全そうな優良な貸出先(お金も資産も十二分に持っててお金が必要なさそうな人とか会社)に「ちょっと借りてもらえませんかね?( ゚∀゚)」と頼みます。

当然、そう言う会社はお金も資産も十分に持ってますので、「あー、ちょっとお金要らんですわー ( ̄∀ ̄)」などと言って断ります。
(実際には、『銀行は晴れの日に傘を貸して、雨の日に取り上げる』(調子の良い時には揉み手でお金を貸し付けようとするくせに、資金繰りが悪化してお金が必要になったら、お金が必要でヒーヒー(;'д`)言ってるにも関わらず、冷酷にも、貸しつけたお金を回収しようとする銀行の事)ようなことをする銀行にかなりの不信感を持っており、普通の会社であれば、後々のことを考えて多少の損でも義理で取引するケースでも、銀行とは取引しないと言う会社もあるようです)

それじゃあ、大きくて優良な大企業から一発でも二発でも良いので土下座してでも借金してもらったら、かなりの利益になるんじゃないかと思うわけですが、そう言う企業は自分ところで社債を直に発行したり、増資するなどしてお金が十二分にあるので、銀行から直にお金を借りる必要性が意外と低かったりします。


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じゃあ、倒産した時に回収できるお金や資産を潤沢に持っておらず、本当に資金が必要な会社の場合はどうなのかと言うと、こういう場合は銀行はそれほど貸したがりません。
貸し倒れした時に困るからです。

上のほうでも書きましたが、預金者預金の元本が全額戻ってきて当然と思っています。
そんな中で、博打になるような融資はできないのです。

経済成長のためには、会社の将来性や成長性を見て融資されることも必要なのではないかと思うのですが、元本保証何よりも優先されなければならないのであれば、こう言うのも致し方無いのかもしれません。(´・_・`)
(でも、だからと言ってリスキーな証券化商品を買って焦げ付いてしまい、税金から公的資金を投入してもらったり、倒産しかかってヒーヒー言ってては意味無いような気がしますが)


本業が変化した

先ほどのように、銀行の本来の御役目である『人や会社にお金を貸して、その利子収入で儲ける』と言うのが難しくなってきた昨今、銀行は、新たな儲け口を探さねばならなかったりします。

その中で急浮上してきたのが『 国債 』 です。
これは美味しい儲け口です。

なにせ、長く大規模に行われた金融緩和と、貯蓄大好きな国民性のせいで、銀行には膨大なお金があります。

国債やら良質な社債やら公債は利回りは低いのですが、その大量のお金を投入することで、一応の利子収入は確保できます。

だもんで、特にリーマンショック以降は、こう言った国債とか公債を山程購入して利益を得る銀行が世界中で増えてきたように思います。

こう言う国債やらを取引するので旨いのは、こう言うのは会社の融資審査のときのような緊張感や、頭をフル回転させる必要や、会社や人物調査を徹底する必要もなく、お手軽で簡単に多額の資金を運用出来てしまう点にあります。

今は大規模異次元金融緩和の折ですので、もしこれを国債購入をほとんどやめて本業の融資に振り向けた場合、ものすごい人手不足になるのが必至なのではないかと思います。
(融資審査ができるような優秀な人材は、そうそう転がってないですし)

また、国債ばっかり買っておくと言うのは、預金者を安心させると言う点でも抜群です。


「うちはね、国債メインで買ってますので安心なんです!(`・∀・´)」
「貸し倒れ?日本国がデフォルトしたらアレですけど、日本国がデフォルトしない間は貸し倒れしません。( ´艸`)」
「しかも、もし国債が暴落したら、日銀さんが買い取ってくれるでしょうしね。( ゚∀゚)」
「よしんば国債がデフォルトしたとしても、それはもう、うちらの責任じゃないですから。(≧w≦)」


特に銀行の預金者、これは大事な要素です。
銀行にお金を預けてる一般の預金者は、少しでも変な臭いがすると、取り付け騒ぎを起こす可能性があり、ヘタすると銀行の社長が謝罪会見に追い込まれる可能性も。。。

銀行に預けてる一般の預金者は、自分たちは完全に元本の保証されている、少ないけど利子収入のある絶対安全な金庫のような会社にお金を預け入れしているだけなんだと信じて疑わない、そう言う人々のお金を運用するのだと思うと、やっぱり無茶はできないのだろうなと思います。

そんなわけで、問題になってくる深刻な事態があります。
それは、以下の2点です。


1. 国債価格や公債価格や社債の価格が高騰する
   (一部マイナス金利化)

2. 資金を必要としている会社にお金が貸出しされにくい


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このように、貸し倒れ回避や、優良な貸出先もないし、与信審査なしで利子収入ウハウハのため、国債ばっかり買ってしまう銀行さんたちですが、上でも書いたように、現在、それによって問題が起こってしまっています。

では、その問題を解決するにはどうすればよいのでしょう。
次は私なりにではありますが、根本的な解決策について書いてみることにしました。

銀行が生まれ変わればみんながハッピー

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