【為替取引】 融資以外の銀行のお仕事 【金融緩和】
【これだけは外せない】為替取引
この他、銀行の主要なお仕事としては、現金をそのまま輸送せずに振り込んだり引き出したりする、非常に『 便利な仕組みを提供 』があります。
現代でも、家を買ったり高額な金額の取引などをするときに、銀行のお世話になるわけですが、これも銀行の大事なお仕事の一つです。
銀行の提供するこの便利な仕組みがなければ、遠くの場所や国や会社や人と取引するときに、一々、大量の札束を持ってウロウロしなければなりません。
東京のお客
「ハワイのお家を買うよ!(^◇^)」
ハワイの不動産屋
「わかりました」
「じゃあ今から現金5千万持って、ハワイに来て下さい。( ̄ー ̄)」
東京のお客
「え・・・ ( ゚ェ゚ )」
「今からハワイに5千万持って行くの?! (´゚д゚`)」
これが、銀行が間に入って振り込みなどのお手伝いをすることで・・・
東京のお客
「ハワイのお家を買うよ!(^◇^)」
ハワイの不動産屋
「わかりました」
「じゃあ、○×銀行のうちの口座に5千万振り込んで下さい。( ̄ー ̄)」
東京のお客
「OK!(^◇^)」
【日銀のお手伝い】 流通するお金の量をコントロールする
最後に、銀行の持つ重要なお仕事が『中央銀行が、国内に流通するお金をコントロールする時の受付嬢の役目を果たしている』と言うことです。
中央銀行は国債を使って銀行のお金を吸い上げたり、銀行にお金を吐き出したりして、国のお金の量をコントロールしています。
この機能が麻痺したり利用できなくなってしまうと、中央銀行やその国の政府が国に流れるお金の量をコントロールできなくなってしまうので、お金をもっと流したいなあと思っているのにお金が全然流れなかったり、お金が流れすぎて困るんだが?と言う時にお金がじゃぶじゃぶ流れすぎてて困ると言うことになります。
【お金を大量に供給したい時】
中央銀行(日銀とか)
お金を大量に銀行に振り込んで、その代わりに銀行から国債を吸い上げる
↓
銀行
大量のお金が手に入ったので、そのお金を使って沢山の人や会社にお金を貸し出す
↓
国中にお金が満ち溢れる
【お金を大量に吸い上げたい時】
中央銀行(日銀とか)
銀行に国債を大量に売りつけて、銀行のお金を吸い上げる
↓
銀行
大量のお金を失ったので、沢山のお金を貸し出しに回すことが困難になる
↓
国中のお金の量が少なくなる
このように、3つの重要なお仕事を持つ銀行ですが、近年、この銀行のお仕事がおかしなことになってきています。
そして、それは銀行の存在意義に『???』がつく事態になりつつあります。
次は、それについて少し詳しく見てみることにします。
【銀行の3つの大事なお仕事】
- 預金者からお金を集めて投資することで経済を回す
- 遠くの人や会社との取引を容易にする
- 中央銀行が国債を使って、国中にお金を吐き出したり、国中からお金を吸いだしたりするのに協力する
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このように、銀行は大事なお仕事を色々と行っています。
でも、そんな銀行にも現在、問題点があります。
では、銀行には現在どんな問題点があるのでしょうか。
次のページでは、その問題点について見てみます。
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