【オペラ談】 姫じゃないのに椿姫 その3
椿姫の演出
今回の椿姫の演出は、有名なフランス人の演出家で「独特な感じ」だったようです。
あからさまに「高級コールガール」と分かる演出は、一瞬、ドキッとしたですよ。
でもまあ、そういった「闇の部分」を敢えてハッキリと見せることで、椿姫の本当の苦悩が見えやすくなるのかなぁとは思うんですが、これには賛否両論あるようで・・・。
(私は(個人的には)、ハッキリしていたので非常に分かりやすかったですけどね・・・。(^ω^;))
でも、ヴィオレッタがアルフレッドに大量の札束を投げつけられる(押し付けられる)シーンは、流石に可哀相だったですよ。
もし仮に、本当にヴィオレッタがアルフレッドを裏切っていたとしても、アルフレッドのあの行動(+言動)は、ちょっとやりすぎだったような気がするです。
(やっぱり、前職が・・・だと、こう言う場合に、ああ言う扱いされちゃうのかなぁ。(´・ω・`))
ちなみに、今回の出演者の衣装は、ヴィオレッタとアルフレッドだけが白い服。
(アルフレッドはスーツの上着は「黒」でしたが・・・)
その他、夜会で騒いでいたメンバーやアルフレッドのパパは黒い服。
そんでもって、背景のセットは全て白。
床に撒かれた大量の花びらの色が黄色。
彼女の吐いた血の色が赤。
椿姫のオペラに使われていた色は、全てがそれぞれの意味を持って配置されていましたので、こういった演出は面白いなと思ったです。
関西と関東の観客
関西と関東の観客では、色々と違いがあるとは思いましたが、心なしか、関西の観客の方が「拍手を開始するのが早かった」ように思いました。
(だって、まだ演奏が終わってないのに、ガンガン拍手し始めるんですよ? '`,、(ノ∀`)'`,、)
そのようなわけで、関西のイラチパワーはここでも炸裂してしまっていたのでした。
ちなみに、今回のオペラで一番拍手が大きかったのは「アルフレッドのパパ」でした。
アルフレッドのパパはアルフレッドやヴィオレッタと比較すると、決していい役どころというわけではないんですが、とにかく歌が上手だったんですねぇ〜
アルフレッドのパパが最後の挨拶で舞台に上がると、「拍手」と同時に「ブラボー!」の掛け声。
さらに、「ドンッドンッドンッ」と、大量の足踏みがなされたのでした。
(床が抜けそうで怖かったですよ〜)
それと、公演終了後の拍手の嵐が吹き荒れた劇場内は、すごい盛り上がりでした。
さらに、ヴィオレッタ役の女優さんが良い方で、公演後の挨拶に何度も顔を出してしまったので、最後は観客が前の方にズラーッと集まって、わけワカメの状態になってしまったのでした。
(関西は、盛り上がり方もスゴイ!(・∀・))
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