韓国的体験談

韓国の民族村に行ったときのこと・・・
投壺(トゥホ)と呼ばれる遊びの器具がおいてありました。
この投壺(トゥホ)とは、ツボのようなものに、矢を投げ入れる韓国の古い遊びです。

最初その投壺(トゥホ)を見たとき、私や一緒にツアーに参加していたご夫婦は、何の気なしに矢を投げ入れて適当に遊んでいました。ところが、順番に矢を投げ入れていくうちに、変にエキサイトしてきて、段々雰囲気が変わってきたのです。

「あぁ、また矢が入れへんかったわ〜、こんなんやから、お嫁に行けへんねんな・・・」
・・・と、私が言うと、
「そんなこと無いって、もういっぺん投げてみ、今度入ったらお嫁にいけるかも知れへんで」
・・・と、ツアーに参加されていたご夫婦の奥さん。

そういうわけで、私も本気モードで矢を投げたのですが、ことごとく失敗。
それを見たツアーに参加されていたご夫婦の奥さんは、

「あかんわ〜、やっぱりお嫁にいけへんな」と、一言。
矢が入るかどうかなんて結婚とは全然関係ないとは、思っていたのですが、かなり必死だったので、矢をまとめてもち、全部一緒に「オリャ〜ッ!」と投げたのでした。

しかし、10本ほど矢があったにもかかわらず一本も矢がつぼの中に入らなかった為、ガイドさん一同、皆沈黙してしまったのでした。
その後、その奥さんに、

「私一本入ったわ〜、やっぱり結婚できてるからなぁ♪」
・・・と、駄目押しの一言。
「本当に結婚できないかも」
こんな意味不明な理由で焦ってしまったのでした。


チマチョゴリ

韓国に行っていたときに、チマチョゴリを着る機会があったのですが、このチマチョゴリには、大きく分けて3種類あるようです。
一つ目は、一般の女の人が普段着として着るチマチョゴリで、二つ目は、宮廷の女性が着るチマチョゴリで、3つ目は、結婚式の日に花嫁さんが着るチマチョゴリです。

一つ目の一般の女の人が着るチマチョゴリは、可愛い感じの服装が多かったです。また、普段着ですので、装飾は少々控えめです。色味などは、地味なものから派手なものまで様々でした。
赤などの暖色系等の色味が多かったです。

二つ目の宮廷の女性が着るチマチョゴリは、上着の丈がちょっと長めです。
記念写真を撮るときに、上着の下に手を入れて撮影していましたので、どうもその為に丈を長くしているようでした。(あくまでも推測ですが・・・)

あと、黒っぽい色味の上着が多かったです。
大人っぽいシックな感じの上着でした。
宮廷の女性が着るだけのことはあって、装飾も非常に上品でした。

三つ目の結婚式に花嫁さんが着るチマチョゴリは、とても派手でした。
装飾も豪華で、とてもカラフルです。
このタイプのチマチョゴリを着てみませんか?と、言われましたが、結婚もしていないのに、花嫁さんの衣装を着るのはちょっと抵抗があったので、やめました。

・・・というか、花嫁さんの衣装を着るのは、あれが最後だったかもしれないので、本当は着ておいたほうが良かったのかなぁ・・・などと、反省していますが、現在本物の花嫁さんになるべく、現在鋭意奮闘中です・・・。

撮影用のメイクは、かなりの厚化粧。
付けマツゲまでつけて、アイラインもべた〜とつけられました。
「むむむ・・・一体どうなることやら」と思いましたが、撮影後の写真を見ると、厚化粧はさほど気にならない感じでした。ライトなどで細かい部分がかなり飛ばされていましたので、かなりの厚化粧をしないと、目の印象がかなり薄くなるので、かなりの厚化粧を施していたようでした。

撮影中は、気の強そうな、韓国の女性カメラマンの方に
「右向いて!顎引いて!そのまま私のお腹見て!もうちょっと左!」
・・・とか、色々とワーワー言われながら、ポーズをとって撮影しました。

私はどうも普段から顎が上がっているらしく、
「顎引いて!」
・・・と頻繁に注意されてしまいました・・・。
普段から、もう少し顎を引いて暮らそうと反省した一日でした。

私が撮影している間も、飛び込みで日本人のお客さんがやってきました。
そこは結構繁盛しているようで、次から次へお客さんがやってきます。
日本語のできる韓国の写真の撮影スタジオだけあって、繁盛するわけです。これからの時代、プラスアルファーがあれば、結構繁盛するもんだな〜などと、ぼんやりと考えてしまいました。


カルビ

韓国で、本場のカルビを食べてきました。
カルビ・焼肉の専門店なだけあって、炭火でした。
火力が強くてガンガン焼けます。
さらに、カルビは店員さんが肉を切り分けてくれるわけです。

ところがその店の店員さん、ガンガン燃えている炭火の網の上に、カルビをドバーと載せて、ジョキジョキはさみで切っていったのです。
当然、網の上には山のようなカルビ肉。

「おいしそうやな〜♪」
などと言っている間に、ガイドさんがそっと助言をくれたのでした。
「カルビはデスネ〜、にんにくを乗せて食べると美味しいんですヨ〜、せっかく韓国に着たんだから、ぜひにんにくを乗せて食べてくださいネ〜♪」

確かに。せっかく韓国に来たんです。にんにくを乗せて食べましょう・・・ということで、焼けた肉にスライスされた生にんにくを乗せて食べました。

しかし・・・何だか苦い。
しかし、せっかくガイドさんが薦めてくれたんだから・・・
・・・ということで、苦くても生のにんにくを乗せて、もりもり食べ続けました。

ところが、横で同じカルビのお肉を食べていた同じツアーに参加されていたご夫人が、

「まぁ〜、あんた生のにんにくを乗せて食べてんの〜?」
・・・と一言。
さらに、

「匂うヨ〜!」
「生のにんにくは強烈やからネ〜、1週間は匂いがとれへんヨ〜」

・・・と、駄目押しの一言。
さらにさらに続けて、

「にんにくは焼くもんヨ〜、焼かないと苦いでしょう〜」
・・・と一言。

そんなこんなで、にんにくスライスを焼いて食べたわけです。
しかし、そんな私の横で、そのご夫人がひそひそ呟いています・・・。
「このお肉硬いわネ〜、ねぇ、固いわよねぇ・・・」

・・・って、そりゃ固いわけです。
そのご夫人の網の上に載っていたお肉は、ガンガンに火力のきつい炭火の上に乗ったままで、炭化しそうになってます。

うまみや脂肪分が網の下に落ちて、カラカラになってしまっているわけです。
お肉は、表40秒・裏20秒で焼くのが一番美味しい焼き加減になるそうですが、はるかにそれを超えて火を通してしまっています。

私のところのカルビは、早めに火から遠ざけて避難させてあげていたので大丈夫でしたが、そのご夫人の前のカルビ肉は炭っぽく大変身・・・。
可哀想な固いお肉へと大変身してしまったのでした。

それはそうと、にんにくを生で食べたせいか、後々非常にパワフルになったような気がしました。韓国は寒かったですが風邪知らずで、過ごせました。

そのご夫人曰く・・・
「やっぱり、生にんにくパワーよねぇ〜」
・・・だそうです。

生にんにく恐るべし!

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