【お札】 韓国のお金 【タップリ】

韓国には独自の通貨があります。
皆さんよくご存知の、「ウォン」です。
紙幣は、10,000ウォン・5,000ウォン・1,000ウォンの3種類があります。
通貨は、500ウォン・100ウォン・50ウォン・10ウォンの4種類があります。

1ウォンはまず見あたりません。
・・・というか、実際に現地で買い物をすると分かるのですが、もし仮に1ウォンがあったとしても、まず1ウォンは使えません。全ての物の価格が高いのです。

しかしながら、ウォンは日本の通貨の10分の1の価値しかありませんので、実際に物の値段もそれにあわせて10倍なのです。
ですので、全然割高感はありませんでした。

日本での10,000円は韓国では100,000ウォンです。(当時の為替レート)
紙幣は今のところ10,000ウォンまでしかありませんので、10,000円の買い物をしようと思えば10,000ウォンを10枚も用意しなければならず、その点では少々めんどくさいです。
思わず、「早いこと100,000ウォンを発行して欲しいな」・・・などと思ってしまいました。
しかしながら、現地のガイドさん曰く・・・

「リッチな気分になれますしネッ
10,000ウォンをたくさん持つのって、結構いいでしょ?」

・・・とのこと。

いやいや、そういう問題ではないような気がするのですが、私だけでしょうか。
それはそうと、韓国(アジア)では以前、通貨危機が起こりました。
韓国の安定したインフレ率や、高成長などを良いと考えた、海外の投資家の人々が、韓国に資金投入をしたそうです。

その結果、韓国では銀行などに資金が流れ込みました。
そのお金は、不動産やら株やらに入り込んで、バブルが起こったそうです。
そして、それらの韓国に流入したお金が、タイの通貨の切り下げをきっかけに大流出・・・。
通貨危機が起こってしまったのだそうです。


ソウル&ソウル近郊の住宅

仁川空港に降り立ってソウルに向かって走っている車中、奇妙な光景を目にしました。
高層マンションがいきなりボンボン立っているのです。
それも、団地のように同じ種類のマンションが7〜8個ほどボコボコ・・・。

こんな畑だらけのところで、いきなりマンションが建ってるわ・・・と、最初は驚きました。
何せ日本では、都市の中心部に近い場所ほど高層マンションが立ち、それから段々マンションの高さが低くなり、その後一戸建てや2階〜3階のアパートなどが増えて・・・というのが普通だと思っていましたので、いきなりボコッと高いマンションが建っているのに、妙な違和感を覚えたわけです。

さらに進んでいくと、そのマンション群の数がどんどん増え、高層マンションだらけになりました。
高さは同じ程度の高さですし、密集して立っているので、中・下階の日当たりはどうも悪そうな気配。
韓国の方は、日当たりにはあまりこだわらないのかもしれません。

後、ほとんどのマンションの壁には、ハングル語で何かの文字が書いてありました。
たまに漢字で「現代」(ヒュンダイ)と書いてありましたが、これはヒュンダイグループの建設したマンションなのかな・・・などとぼんやり考えました。
このヒュンダイグループは、韓国内ではかなりの大企業のようです。

一戸建ての家は、本当に少ない印象を受けました。
そんな中で、珍しく一戸建ての家もありました。
しかしながら、高級住宅地です。

家の塀は高く、SECOMのマークを貼っている家がたくさんありました。
やはり、ソウル近郊は、相当地価が高いのでしょうか・・・。
ガイドさんも、一戸建ての家は高いのでマンションに住んでいる・・・と言ってらっしゃいましたが、正しいのかもしれません。


【ベランダが】 韓国のマンション 【ない】

韓国のほとんどのマンションには、ベランダがありません。
ベランダがないと言うよりかは、ベランダ部分の外側をガラスで覆っている・・・と言ったほうが正確かもしれません。

ですので、韓国のマンションは日本の物と比べると凹凸が無く、のっぺりした印象を受けます。さらに、マンションの玄関部分を結ぶ廊下にもガラスが張られているものが多く、ここも凹凸が無い状態になっていますので、コチラものっぺりとした印象を受けます。

それはそうと、韓国では洗濯物はベランダには干さないようです。
では、洗濯物はどこで干しているのか・・・ちょっと疑問です。
また、当然の如く布団もベランダに干してありません。
では、一体どうやって布団の湿気を取っているのか・・・これも疑問です。
布団乾燥機でも使っているのでしょうか。

それと、ベランダがガラスで覆われているせいか、エアコンの室外機は窓から鉄パイプを組んだようなもので吊るしてあります。ガラス張りをしてあるベランダ(?)内に室外機を入れておくと、空気の循環が出来ないからなんだろうな・・・などと思いましたが、本当の理由は不明です。

エアコンの吊るしてない家もたくさんありましたが、韓国には、エアコンが無くてもオンドル(床暖房)があるので、暖かいそうです。


【左ハンドル】 車と道路 【運転荒い】

韓国を走っていて気がついたのですが、日本の車はほとんど走っていませんでした。
トヨタも日産も走っていません。
ホンダの車は一台だけ見かけました。

その代わり、ヒュンダイ製と起亜(KIA)製の自動車はたくさん見かけました。
BMWやベンツなどの外国車は、ほとんど走っていませんでした。

ナンバープレートの数字は4桁です。
当然、数字以外の文字部分はハングル語です。
ナンバープレートは、ほとんどが緑色をしていました。
日本は白ですが、これもお国柄ですネ・・・。

ソウルやソウル近郊を走っている車は、日本よりもセダンが多く、その反対に、軽自動車やワゴン車の数は少なかったです。韓国の皆さんはよく車に乗ってらっしゃるようで、ソウル市内向けの道路は、交通渋滞がよく起こっていました。
車の数はとても多かったです。

それはそうと、韓国ドライバーの方々は、みなさんかなり荒い運転をされるようで・・・。
割り込みなんかは、当たり前。
割り込みをする際にぶつかりそうになりますので、クラクションは頻繁にプップッと鳴らしていました。そんなわけで、滞在中に、路上のど真ん中で口論をしている人を発見・・・。
京都人は日本国内の中でもかなり運転が荒い方ですが、そんな私が見ても怖い運転でした。

韓国は左ハンドルの車です。(日本は右ハンドルの車です)
ですので、車が走るのは右側の車線です。
信号機は、多いものでは4つもライトが並んでいます。

一番左側が赤色で次が黄色、その次が矢印で、一番右側が青でした。
矢印の表示用のライトは、日本では信号機の下についていますが、韓国では並んでついているわけです。(矢印が複数個の場合はどうするのか、ちょっと謎でした)

歩行者用の信号機に表示されている、人の色は黒でした。
(どうでも良いお話ですが・・・)

一番多い車線数は、片道で8車線。
サッカーの応援で有名な市役所の前の、あの場所が8車線なわけです。
かなり広い道路でした。

ところで、ふと気がついたのですが、韓国にはガードレールがほとんどありません。
ちなみに手すりもほとんど無いわけで、車が突っ込んできたら大変だと思うのですが、どの道にもガードレールはありませんでした。韓国では、車が突っ込んできて事故を起こすことが少ないのかもしれないです。(本当に少ないのかは分かりませんが・・・)

あと、パトカーの数が少なかったです。
(この場合は、日本のパトカーの数が多すぎるのかもしれないです)


【寒】 冬の韓国 【凍】

私が韓国に訪れた時は、さほど寒くなかったようです。
ガイドさんも、「今日は暖かいですネ〜」などと言っておられたので、本当に暖かかったようです。

しかしながら、暖かいとはいえ湖は凍っていましたし、川も凍っている川がたくさんありました。
海の浅瀬では、海の水が凍っているので、凍った海の氷に穴を開けて魚釣りをしている人がたくさん居ました。また、小さな小川程度の場所では、カチンカチンに水が凍っているため、スケートが出来るようで、たくさんの人が小川でスケートして楽しんでいました。

こんなに寒いのに、デパートやホテルでは、ボーイさんなどがコートを着て外で働いていました。
しかしながら、さほど寒そうにしておられませんでした。
すごいですネ・・・。かなり寒さに強い方が多いようです・・・。


【キムチ〜】 韓国の食事と食器

韓国では、ご飯を食べるお茶碗は真鍮製ものを使います。
箸も真鍮製ですので、箸が重くて少々手が疲れます。
また、キムチなどの入ったお皿も安定感のある重い食器でした。

特にお茶碗は重いので、食器を持ちながらご飯を食べるのには向いていないようです。
韓国では、食器を手に持って食べるのはよくないとされているようで、その作法から考えると、安定感のある重い食器のほうが便利であったために、真鍮製のお茶碗が使われてきたようです。

韓国では、ご飯を食べるときなどに使われるスプーンみたいのもありますが、あれはスプーンではなく、「スッカラ」というらしいです。ご飯なども食べれるように平べったく作ってありますので、スープを飲む際には、スッカラですと少々飲みにくいのです。

それはそうと韓国料理では、必ず何品かの前菜みたいなものが出てきます。
最初は「おお〜っ」と思いましたが、前菜を先に食べてしまうと、メインメニューを食べる際にかなりお腹が膨らんでしまうので、メニューをオーダーする際には注意が必要かと思いました。

飲食店などにいた韓国の方々は、それらの前菜を残している人が多かったです。
もったいない気もしましたが、私も段々残すようになってしまいました。
メインメニューだけでも結構ボリュームがありましたので、前菜を全部食べてしまうと、肝心のメインメニューが食べられなくなってしまうからです。

ところで、日本で生産される海苔と韓国で生産される海苔は、味がちょっと違います。
韓国の海苔はごま油が塗ってあり、ごまの風味がします。
さらに、岩塩もまぶしてありますので、おつまみとしても充分に美味しく食べることができます。

ごま油も韓国製のものと日本製のものとはちょっと違うようです。
フライパンに韓国製のごま油をたらして加熱すると、ジュワジュワと泡が立ちます。
香りは韓国製のごま油の方が上品で風味が良いように思いました。


【冬でもポカポカ】 オンドル 【のぼせ知らず】

オンドルは、韓国では昔から使われてきたようです。
韓国の飲食店でオンドルを体験しましたが、かなり暖かくて良い感じでした。
頭寒足熱と言う言葉がありますが、オンドルですと「のぼせ」が無いんです。

暖房器具などで温めると、頭の方が温かくなりのぼせの症状をおこしてしまうのですが、足のほうからジワリと暖めると、床に比べて頭の方は涼しいのでのぼせが怒りにくいのです。

昔のオンドルは、台所で使う釜の熱を床に通して利用していたようです。
民族村」に行ったときに、昔の民家を見ましたが、その民家には囲炉裏がありませんでした。オンドルがあるので、囲炉裏は必要なかったようです。
食べ物を煮炊きする際の熱を利用するとは、いかにもエコロジーな感じです。

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