カブドットコム証券のツールの外れた銘柄一覧

kabuスコープにて、買いシグナルの点灯している銘柄をピックアップして観察してみました。
買いシグナルの通りにうまく行くケースは、本当にうまく行きましたで、終わってしまいますので、うまく行かなかったケースについて書き出してみたいと思います。
(あくまでも下記に書いたのはうまく行かなかったケースであって、うまく行っている銘柄も多数ありました)

買いシグナル点灯後、ズルズル下げた銘柄一覧

銘柄名 買いシグナル点灯後の経緯
スミダ 決算の大幅な下方修正があったため、買いシグナルは点灯していたが大きく売り込まれた。(2ヵ月後には反発して値段を戻す)
カネボウ 買いシグナルが点灯していたが、ファンダメンタルズの悪さから売り込まれた。
UFJ 同じく、悪材料のニュースが流れたり、ファンダメンタルズの悪さから売り込まれた。
ドンキホーテ 大幅増益・高成長などファンダメンタルズも良かったが、上げ渋る。
村田製作所 買いシグナル点灯後、しばらく上げて好調であったが、売りシグナルが点灯する前に、ハイテク企業の業績の先行き不透明感から値を下げていった。
信越化学 買いシグナルが点灯後、株価は微妙にしか上げなかったが、※ RSI(最も高確率の買いシグナル)の数値はどんどん上げ続け、売りシグナル付近まで上昇。そこで再びRSIが下がり、再び買いシグナルが点灯するも、株価に反映しないまま、RSIが売りシグナル付近まで上昇中。
(決算発表の際に出した3月期の業績見通しが悪かったため、ズルズルと値を下げていたが、4−6月期の決算の内容が良かったため、若干持ち直す。しかし、しばらくすると再び売り込まれ始めた)
三菱商事 買いシグナルが点灯後、シグナル通りに株価が上がってゆくが、その後一気に買いシグナルの値段以下まで急落する。しかし、数日後には下落以前の株価に一気に戻す。
セイコーエプソン 買いシグナルが点灯した後、しばらく上げていたが、その後下落。しばらく上げ下げを繰り返しながらじわりじわりと下落する。しかし、再度買い点灯した際に、大幅増益の決算を発表したため、大きく買い進まれる。

※ RSI
RSIとは、逆張りによく用いられる指標です。一般的にはRSIが30を割り込むと売られすぎであり、70を超えてくると買われすぎであると判断されます。
J.W.ワイルダー氏(アメリカ)により考案されました。

しかし、この指標も決して万能な指標ではなく、30以下でも大きく売り込まれ続けたり、70以上でも大きく買われ続けたりすることがあるので注意です。また、たまにRSIと株価が正反対の動きをする逆行現象と呼ばれる動きをするものもあり、さらに注意が必要です。

逆行現象が出るような場合は、株価のトレンドの終了を示唆するものであることが多いようです。


RSIの算出方法
過去一定期間の同じ期間の上げ幅の合計と下幅の合計を足した数字で割って100をかけたものです。

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