【貸し株の罠】 日経ETF(1321)の分配金が来なくて大騒ぎした件

2016年の日経ETF【1321】分配金は10口辺り2,690円だった。

権利取得日分配金額 (10口)
2016年7月8日2,690円
2015年7月8日2,300円
2014年7月8日1,990円
2013年7月8日1,870円
2012年7月8日1,460円
2011年7月8日1,380円
2010年7月8日1,530円
2009年7月8日2,060円
2008年7月8日2,018円
2007年7月8日1,160円
2006年7月8日801円
2005年7月8日597円
2004年7月8日605円
2003年7月8日915円
2002年7月8日473円

去年よりも基準価格は下がってしまったが、ETFの分配金は増えたようだったので、私は、分配金の受け取り用の書類が来るのを今か今かとワクワクして待っていた。

権利取得日7月8日
これは毎年変わっていない。

そこから、分配金受け取り書類が配られるのが8月上旬なので、8月上旬には分配金が受け取れるだろうと、今か今かと首を長くして待っていたのだった。

しかし、待てど暮らせど分配金を換金するために必要な書類が全然送られて来ない
もう8月も終わろうとしているのに、全く送られて来ない。
何でかなー何でかなーを通り越して、段々不安になってきた。

「ひょっとして、分配金を換金するための封書が配達途中でどっか行っちゃったとか、分配金の配布手続きがされてないとかかなあー(;´Д⊂)」

母も同じETFを買っていたが、母の方は分配金の封書を受け取っていたので、私の不安はさらに暴走した。

このETFはSBI証券で管理中で、しかも 『 貸し株設定 』 をしてあったので、貸し株の所に何か入金記録とかあるかなーと思い、「もしかしたら貸し株記録に何か書かれてあるかも? (´Д`υ)」と思ったので、念の為に貸し株の記録を見てみたが、やっぱり何の記録もない。

そこで、母に分配金の封書が来てなかったかと確認したが、やっぱり何も来ていないと言われ、さらに落ち込んでしまった。

でも、見つからない見つからないでは仕方ないので、SBI証券の入金明細のページを確認してみることにした。
すると、ちゃんと分配金(相当額)入金されている記録を発見した。


分配金の入金を確認する方法

1. 画面上の『 入出金・振替 』をクリック
2. メニューバーの下の『 入出金明細 』をクリック



3. 期間指定して、『 照会 』 ボタンをクリックする
   (『 貸し株配当金相当額 』 が配当金や分配金の振り込み額になる)


 


ちなみに、分配金相当額は分配金ではなく、分配金相当のお金と言うことなので、配当金の税金の優遇は受けられない。

雑所得なので、20万円以上の分配金がある場合には、貸し株設定を 『 優待優先 』 に設定しておき、受け取る配当金や分配金を 『 源泉分離課税 』 にしておいた方が無難だと思う。
(納税額が増えてしまったり、確定申告だとかでややこしくなる可能性あり)

ちなみに、入金履歴の中に 『 貸し株金利 』 と書かれてあるが、これは貸し株金利が振り込まれた時に記録される。
(私が利用中のSBI証券の貸し株については、以下のページをご覧ください)


【優待優先】 SBI証券の貸し株サービスを利用してみた 【金利優先】


日経225連動型上場投資信託【1321】の分配金の話

2016年現在、1321の日経ETFは、一年に 1.2% 程度の利回りになった。
信託報酬が 0.2% 程度なので、だいたい税抜きで 1% 程度の利益になる。

で、さらにそこから税金ぶんの 20% が引かれると、最終的には 0.8% 程度の利回りになる。

定期預金の金利ですから 0.1%〜0.0数% 程度の2016年において、これはなかなか美味しい利回りだ。

数年間放置しておいて、数年後、同値か価格を上回ったら売却すれば、かなり美味しい投資になる。

個別銘柄だと、不測の悪材料や上場廃止などの恐怖があるが、取引数の多いインデックス投信の場合、こう言う上場廃止や悪材料で再起不能な大幅下落が起きにくいので、定期預金のように安心して漬け置きできる点も良いように思う。

ただし、個別銘柄のように猛烈に吹き上げて大儲けとかはないため、夢はないが、定期預金でも入れているような感覚で漬け置きしておくと良いのではないかと思う。

ちなみに、その他にも日経ETFやTOPIX ETFはあるが、それぞれのETFで利回りが違うので、超長期で投資するのであれば、『 利回り 』 で選ぶのもありかもしれない。
(ETFの出来高が多いと、上場廃止リスクが低く、換金がしやすい利点がある)


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