【一攫千金】 キャリートレード

先日、shoさんというかたからメールをいただいたのですが、その内容がかなり興味深いものでしたので、それについて専用のページにてご紹介したいと思います。
(shoさんに感謝)


shoさんから頂いたメールの内容

ドルを「運良く」100円で仕込めたら、1万ドル購入(レバレッジ10倍(ロスカット90円))1000万×(2.75%)=表面キャリートレード収益275000円(利回り27.5%)という「妄想」をしています。
日銀の金融緩和は当面解除されないのでキャリートレードも維持できると思います。

豪ドルのキャリートレードだと(表面利回り55%)という消費者金融マッサオの利回りですが、原油高+米国ff利上げであぼーんされるのでガクプルです。
100万投入が10年で8000万円。
15年で7億16,102,966円です。
チャレンジャーでないか?

う〜ん・・・かなり面白い内容です。
分かりやすくご説明しますと、


USドルを 100円 / 1j で 1000万円分(10万j)仕込む
(元金は100万円ですが、※ レバレッジで10倍の1000万円で運用します)
 
その10万jを※ キャリートレードで運用して、利回り27.5%
 
表面キャリートレード収益が275,000円になる

1年・・・1,275,000円
2年・・・1,625,625円(+350,625)
3年・・・2,072,671円(+447,046)
・・・とまぁ、卓上論では3年で元資金が倍の金額に膨れ上がります。


う〜ん・・・
何度見てもすさまじい運用方法ですネ。
さらに、もし仮に為替差益もプラスされるといよいよすさまじいことに・・・。
しかしながら、この手法、一つ読みを間違えると、えらいことに・・・。

例えば豪ドルの場合は、現在(2005年4月)は表面利率が驚きの55%になりますが、原油高や※3 米国のFF金利の利上げで大損をしてしまう可能性もあります。

一攫千金をお望みの方は、このような手法もありますので、一度勉強されてみてもよいかもしれません。(・・・というか、私自信がやってみたいかもしれないです・・・(^_^;)A)


※1 レバレッジ
小額の元金で何倍もの借金をして、投資をすることです。
大金を動かせるので、その分大きく儲けることが可能です。
しかしながら損失を被ったときは、その分大きく損失が出てしまいますので、しっかりとしたロスカット(損切り)が必要です。↑の例の場合、100万円の投資でその10倍の1000万円を運用するという設定になっています。


※2 キャリートレード
金利の低い国の通貨を仕入れて、その通貨を金利の高い国の通貨に交換し、金利の高い国の債券などで運用して利益をあげるという投資方法。主にヘッジファンドなどで運用されていることで知られています。


※3 米国のFF金利
米国のFF金利とは、アメリカの物価や景気などを考慮して、アメリカの中央銀行が操作する金利のことです。(フェデラル・ファンド)この金利が上昇すると、短期の米国債の価格は下げてしまいます。 (通常、米国が短期金利を利上げすると、より儲かる債券への投資資金の鞍替えが増えるので、米国債は下落します)

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