2007年 11月 12日 (月) −2007年 世界同時株安の記録−

決算

ヨーロッパ・アメリカの金融大手13社 サブプライム関連での損失 5兆円超


商品

EU・全穀物の輸入関税を一律ゼロへ(2008年6月末まで)

金・先物・過去最高値圏で推移

* ドル安(ドルの信用力の低下)
* インフレ懸念
* 実物資産の投資マネーの流入

日本・投資信託 ドル&アメリカ離れ

* 米国の債券投信・純資産残高 前年比 13%減(3兆1000億円)


指標

日本・1-9月・農林水産物輸出額 19.1%増

* アジア向けが好調(香港・台湾・中国・韓国など)
* 日本食ブーム

日本・10月・全国企業倒産件数 8.0%増

* 改正建築基準法で住宅着工件数が減少したため
* 中小・零細企業の経営が苦しい
* 建築・運輸業・不動産の倒産増加

日本・10月・消費者態度指数 1.3ポイント低下

* 基調判断を下方修正 「ほぼ横ばい」→「弱含み」
* 資源高の影響

日本・2007年度上半期・経常収支 12兆4241億円の黒字

* 対外投資の利子・配当金収入の増加
* 輸出が好調

日本・9月・経常黒字 40.4%増

* 輸出額 前年同月比 5.7%増
* 輸入額 前年同月比 5.4%減
* 貿易収支 前年同月比 59.8%増
* 所得収支 前年同月比 14.8%増
* 貿易・サービス収支 前年同月比 74.1%増

日本・2007年7―9月・国内パソコン出荷台数 前年同期比 3.6%減

* 企業向け出荷台数 前年同期比 3.7%減
* 家庭向け出荷台数 前年同期比 3.5%減

中国・10月・工業品出荷価格 前年同月比 3.2%増

中国・1-10月・貿易黒字 過去最高

* 貿易黒字額 2123億ドル(約23兆円)
* 輸出の増加


為替

サブプライム問題再燃への懸念・信用収縮懸念が広がり、円は対ドル・対ユーロに対して急進。

* バークレイズのが多額の評価損を計上する憶測
* ワコビアの引当金計上のニュース
* 先週末のバーナンキFRB議長発言
* アメリカ・消費者態度指数の悪化

ユーロは対ドルで一時、過去最高値をつけたものの、トリシェECB総裁のユーロ高警戒発言や利確売りに押され、結局、横ばいで推移。

為替 高値 安値 終値
円・ドル 110.77 円 109.09 円 109.44 円
円・ユーロ 160.59 円 158.95 円 159.05 円

日本市場

日経平均・TOPIX共に大幅続落。

* 先週末のアメリカ市場の大幅下落
* 円高
* サププライム問題への懸念

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
日本 ( 日経225 ) ▼ 386.33 ▼ 2.48
日本 ( TOPIX ) ▼ 37.95 ▼ 2.54
騰落レシオ ( TOPIX ) 69.4

アジア市場

アジア市場は全面安。

* アメリカ株安の影響
* 中国当局の金融引き締めと追加の金融引き締め懸念

上海株は大幅続落

* 預金準備率 0.5%引き上げ
* 追加の金融引き締め懸念

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
韓国 ( KOSPI ) ▼ 67.05 ▼ 3.37
中国 ( 上海総合 ) ▼ 127.80 ▼ 2.40
台湾 ( 加権 ) ▼ 300.31 ▼ 3.35
香港 ( HANG SENG ) ▼ 1,117.68 ▼ 3.88
シンガポール ( ST ) ▼ 88.55 ▼ 2.46
オ-ストラリア ( ASX ) ▼ 84.10 ▼ 1.27
インド ( SENSEX30 ) ▼ 170.33 ▼ 0.90

ヨーロッパ市場

ロンドン市場は、商品相場(原油・金先物)の下落で資源株が下落。
金融関連銘柄は値ごろ感から買われる。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
イギリス ( FTSE100 ) 記録なし 記録なし
フランス ( CAC40 ) 記録なし 記録なし
ドイツ ( DAX ) 記録なし 記録なし
イタリア ( MIB30 ) 記録なし 記録なし
スペイン ( IBEX35 ) 記録なし 記録なし

アメリカ市場

アメリカ市場は続落。(NYダウは1万3000ドル割れで、ナスダックは大幅続落)

* 商品相場(原油・金先物)の下落で資源株が下落し、
* 先週のシスコシステムズの決算を受けてハイテク株も売られる。
* 金融株は値ごろ感から買われる。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
アメリカ ( NY DOW ) 記録なし 記録なし
アメリカ ( NAS ) 記録なし 記録なし
ブラジル ( Bovespa ) 記録なし 記録なし
アルゼンチン ( Merval ) 記録なし 記録なし

<< 前の日  次の日 >>

広告