【参考資料】 金と原油とFF金利


上のチャートは、ロンドン金価格とWTI原油とFF金利のチャートです。
9月頃から、ロンドン金とWTI原油の値動きはほぼ連動しているように見えます。

また、FF金利引き下げの1ヶ月ほど前(8月中頃)から、原油と金価格が大幅に上昇していることが分かります。
金利の引き下げ期待が起こって値上がりするのは「金利の引き下げ発表の前」からですので、非常に分かりやすいチャートになっているような気がします。

しかしながら、この時には、在庫統計やトルコとクルド人の紛争などの需給悪化懸念もありましたので、そういったものも合わせて考えると、金利だけが値動きの要因ではないような気もします。

ちなみに、10月末頃からはインフレ警戒(10月末頃に公表されたFRBの議事録でのインフレ警戒)によって、利下げが打ち止めされる懸念も出てきており、そういった面から、原油や金価格の上昇も頭打ちになってきているようにも思えます。

広告