2007年 11月 13日（火）　－2007年世界同時株安の記録－

中国・10月・消費者物価指数　6.5％上昇

* ＣＰＩ上昇率(1―10月)　前年同期比　4.4％
* 政府目標　3％以内
* 食品類の価格高騰

アメリカ・9月・仮契約住宅販売指数　前月比　0.2％上昇

日本・7―9月期・ＧＤＰ　実質経済成長率　2.1％

* 外需が成長率を押し上げる
* 2・四半期ぶりのプラス成長
* 政府見通しの達成は困難
* 07年度の予想を下方修正
* 住宅着工の減少などが下落要因

イギリス・10月・消費者物価　2.1％上昇

世界・8月末まで・外貨準備高　約660兆円突破

* 急ピッチで増加
* アジア諸国・石油輸出国によるドル買い介入

イーバンク銀・9月・中間決算

* 最終赤字50億円
* サブプライムを組み込んだ債券で評価損

ウォルマート・8-10月期・純利益　８％増

* コスト削減
* 低価格商品の販売に成功

カントリーワイド・10月・住宅融資　前年同月比　48％減

* 高リスクの貸し出し先への融資を減らした
* サブプライム　　　前年同月比　99％減
* 金利変動型ローン　前年同月比　81％減
* 政府系金融機関に転売できる住宅ローン　前年同月比　72％増

長期金利　一時1.5％割れ

* 2006年の日銀による量的緩和政策時のレベル
* 日本の株式市場の低迷
* アメリカの景気悪化

ＮＹ原油先物　大幅反落　一時１バレル90ドル台

* ＩＥＡによる原油需要の下方修正
* 米景気減速
* ＯＰＥＣの原油増産の議論報道

ＮＹ金先物　大幅続落　1トロイオンス　807.7ドル

* ドルが対ユーロで堅調だったため

日銀は政策金利を現行のまま据え置きを決定

* 世界経済の動向・サブプライム問題の影響を注視

ヨーロッパの銀行　10―12月期以降　企業向け融資の基準の引き締め

* 大企業向け融資　　47％　審査基準を厳格化
* 中小企業向け融資　35％　審査基準を厳格化

アメリカの景気減速懸念から引き続き主要通貨に対してドルが売られるが、
アメリカ市場が大幅上昇すると、円買いの持ち高を整理するための売りが出て、
ドルは対円に対して堅調に推移。

金利先高感の強い対ユーロでは、ドルは軟調に推移。

為替	高値	安値	終値
円・ドル	110.95 円	109.19 円	110.94 円
円・ユーロ	162.32 円	161.07 円	161.98 円

日経平均・TOPIX共に8日続落。

* 連日の年初来安値更新
* 原油・金先物の下落
* 日経平均先物などに売り
* 機関投資家から持ち高整理の売り
* アメリカの景気減速への懸念

ジャスダック平均は4日続落。

* 年初来安値を4日連続で更新

アメリカ市場の下落を受け、銀行株を中心にシンガポール市場は大幅続落。
（シンガポールの銀行へのサブプライム問題の波及を懸念）

ロンドン市場は、アメリカ市場の大幅反発を受け上昇。
ボーダフォンの好決算も支援材料。