2007年 09月 07日 (金) −2007年 世界同時株安の記録−
指標
アメリカ・8月・雇用者数 前月比 -4000人
* 予想値 11万人増
* 4年ぶりに減少
* 失業率(軍人を除く)は4.6%
* 6月・雇用者数 12万6000人 → 6万9000人 下方修正
* 7月・雇用者数 9万2000人 → 6万8000人 下方修正
卸売売上高は3590億7200万ドル (前月比 0.1%増 予想値は0.5%増)
アメリカ・8月・小売業の売上高 前年同月比 2.9%増
* 高級百貨店が好調・ウォルマートも予想を上回る
* 住宅市場が減速している地域では消費不振
サブプライムローンの延滞比率は14.82%(前期比 1.05%増 5年ぶりの高い延滞率)
プライムローンの延滞比率は2.73%(前期比 1.05%増 5年ぶりの高い延滞率)
住宅ローン全体の延滞率は5.12%(前期比 0.15%増 5年ぶりの高い延滞率)
アメリカ・8月・非製造業景況感指数 55.8
* 新規受注・輸入は増加
* 雇用指数は51.7から47.9に急低下
火消し
ポールソン米財務長官は、8月の雇用者数について、「大きな驚きではない」「今年後半も米経済の成長が持続する」「金融市場の一部は正常化に向かいつつある」と表明。
アメリカ(FRB)の公定歩合の融資残高11億ドル
(20億100万ドルから減少)
警戒
IMFは世界経済見通しが来年は下方修正されると表明。
(アメリカは最も影響が大きく、日本やヨーロッパも影響を受ける)
ポールソン財務長官とクロズナーFRB理事は、この状態が続けばアメリカ経済全体に影響を与える可能性があると表明。
グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長が、「現在のクレジット市場の混乱は1987年・98年の金融危機をほうふつとさせる」と述べた。
為替
アメリカの景気減速懸念から円高が大幅に進む。
(債券相場は上昇)
為替 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|
円・ドル | 115.63 円 | 113.09 円 | 113.37 円 |
円・ユーロ | 156.41 円 | 154.87 円 | 156.06 円 |
日本市場
日経平均株価は反落。
前日後場に急上昇した反動で、利益確定の売りが入る。(株価指数先物へ仕掛け的な売りも入った)
8月のアメリカの雇用統計を見極めようとする買い方の様子見も買い手控えに繋がった。
国名 ( 市場 ) | 前日比 | 前日比(%) |
---|---|---|
日本 ( 日経225 ) | ▼ 134.84 | ▼ 0.83 |
日本 ( TOPIX ) | ▼ 11.50 | ▼ 0.73 |
騰落レシオ ( TOPIX ) | 73.0 |
アジア市場
国名 ( 市場 ) | 前日比 | 前日比(%) |
---|---|---|
韓国 ( KOSPI ) | ▼ 3.91 | ▼ 0.21 |
中国 ( 上海総合 ) | ▼ 116.48 | ▼ 2.16 |
台湾 ( 加権 ) | 1.00 | 0.01 |
香港 ( HANG SENG ) | ▼ 67.79 | ▼ 0.28 |
シンガポール ( ST ) | 22.91 | 0.66 |
オ-ストラリア ( ASX ) | 31.20 | 0.50 |
インド ( SENSEX30 ) | ▼ 25.89 | ▼ 0.17 |
ヨーロッパ市場
8月のアメリカの雇用統計が市場予想を下回ったことで、アメリカの景気減速懸念が高まったため、ヨーロッパ市場は大幅反落。
国名 ( 市場 ) | 前日比 | 前日比(%) |
---|---|---|
イギリス ( FTSE100 ) | ▼ 122.10 | ▼ 1.93 |
フランス ( CAC40 ) | ▼ 146,52 | ▼ 2,63 |
ドイツ ( DAX ) | ▼ 185,09 | ▼ 2,43 |
イタリア ( MIB30 ) | ▼ 902,00 | ▼ 2,27 |
スペイン ( IBEX35 ) | ▼ 325,00 | ▼ 2,29 |
アメリカ市場
8月のアメリカの雇用統計が市場予想を下回ったことで、アメリカの景気減速懸念が高まったため、NYダウは大幅反落。
国名 ( 市場 ) | 前日比 | 前日比(%) |
---|---|---|
アメリカ ( NY DOW ) | ▼ 249.97 | ▼ 1.87 |
アメリカ ( NAS ) | ▼ 48.62 | ▼ 1.86 |
ブラジル ( Bovespa ) | ▼ 165.32 | ▼ 0.30 |
アルゼンチン ( Merval ) | ▼ 37.89 | ▼ 1,82 |
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