【大暴落と】東日本大震災後の株価の動き【リバウンド】
- 1日後 -
・ ほとんどの銘柄が下落
・ 原発事故が不安材料になった
・ 原発関連株や電力株が売られた
・ 建設株が高かった
- 2日後 -
・ 日本株大幅下落(日経平均 10.55%下落)
・ 計画停電と原発事故を不安視する大量の売りが出た
・ サーキットブレーカーが発動
・ 裁定取引の制限が開始された
・ ほとんどの株が下落(98%)
- 3日後 -
・ 割安感から大幅反発
- 4日後 -
・ 円高の急進を嫌気して反落
- 5日後〜1ヵ月後 -
・ 9,700円〜9,400円くらいのレンジ内で保ちあい
原発事故と震災による電力不足不安から、東日本大震災後2日目までは日本株のほとんどの銘柄が大幅下落しました。
その後、停電が夏までは思ったほどではなさそうなことや、原発が終息にはほど遠いながらも小康状態を保ち続けている事から、株価も底堅く推移しました。
また、過度な円高の進行がG7の協調介入により抑制されたり、日銀が資金供給や資産の買い入れなどを通じて市場を安定させたことも、株価が底堅く推移した要因の一つでした。
株の中には、原発事故により急進した株もありました。
例えば、伊藤園です。伊藤園は原発で水道水が放射能汚染されたことから、代わりの水が大量に売れたとして急進したのでした。
その反面、東京電力株は原発事故の賠償金の支払いで会社が傾くとの懸念から大きく売られ続けました。ただ、東京電力の賠償金を政府が肩代わりしたり、債務に政府保証をつけたり、原発を保有中の電力会社で賠償金の負担を分担するなどの案が出たり、大幅下落のリバウンド狙いの投機資金が流入したりして、途中から東京電力株は乱高下を繰り返したのでした。
東日本大震災では、リバウンドの入る位置を見極めるのが難しかったのですが、上手く 『暴落』 ⇒ 『リバウンド』 の波に乗れた投資家の方々は儲けることができたのでした。
その反面、震災前から信用取引やオプション取引などの高リスク取引をしていた為に、東日本大震災と原発事故による大幅下落で多額の損失を出し、追証になった人もいました。
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