2008年 02月 15日 (金) −2008年 世界同時株安の記録−

商品

日本・小麦の売り渡し価格を30%引き上げ

* 需給の悪化による調達コストの上昇
* 10月に再値上げする可能性あり
* 中国やインドの需要増
* オーストラリアの干ばつ


火消し

アメリカ・モノライン大手FGIC・会社分割で再建

* 健全な地方債とサブプライムの保証事業を分割


アムバック(モノライン大手)

* バフェット氏のモノライン大手への地方債の再保険の提案を拒否
* 通常よりも高い保険料の要求が原因か?


アメリカ・民主党・住宅ローン借り手救済策

* ローンの借り換え促進の為の国・州の新基金の設立
* 国 2億ドル
* 州 40億ドル


警戒

グリーンスパン前FRB議長

* 米住宅価格の調整は長引く
* アメリカ景気後退は新興国にも波及する


指標

中国・2008年1月・貿易黒字

* 前年同月比 22.6%増
* 輸入 27.6%増
* 輸出 26.7%増


中国・2008年1月末時点・通貨供給量(マネーサプライ、M2)

* 前年同月比 18.9%増
* 前年比   16.72%増


アメリカ・2008年・実質GDP 1.9%(アメリカ議会予算局予想)

* 前回見通しを上方修正(0.2%)
* 財政・金融政策が景気を下支え


アメリカ・1月・鉱工業生産指数 114.2

* 前月比 0.1%上昇
* 市場予想と同じ


アメリカ・2008年2月・NY連銀景気指数 -11.72

* 市場予想 6.5


アメリカ・2008年2月・消費者態度指数(速報) 69.6

* 市場予想 75.0


為替

円は対ドルで小幅続伸。

* アメリカの経済指標で円買い
* 連休前の持ち高調整の円売り


円は対ユーロで続落。

* エンキャリー取り引きの円売り


ユーロは対ドルで続伸。

* アメリカの景気後退懸念
* 欧州中央銀行トリシェ総裁のユーロ圏インフレ懸念発言


為替 高値 安値 終値
円・ドル 108.30 円 107.23 円 107.80 円
円・ユーロ 158.56 円 157.71 円 158.22 円

日本市場

日経平均・TOPIX共に反落。

* サブプライムローン関連損失の拡大懸念
* モノラインの格下げ
* 2007年10―12月期のGDPで主力株に買い戻し


国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
日本 ( 日経225 ) 3.89 0.03
日本 ( TOPIX ) ▼ 2.45 ▼ 0.18
騰落レシオ ( TOPIX ) 88.8

アジア市場

シンガポール市場は大幅続伸。

* DBS(金融大手)の投資額の90%引当て済みにしたことを好感
* ハンセン指数の上昇
* シンガポール政府による所得税・法人税の引き下げの再検討(必要に応じて)報道


上海市場は大幅反落。

* 中国当局による景気引き締め警戒
* 株の需給悪化懸念(非流通株の解消・ロックアップ期間(新規上場後の株売却制限)の終了)


国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
韓国 ( KOSPI ) ▼ 2.68 ▼ 0.16
中国 ( 上海総合 ) ▼ 55.19 ▼ 1.21
台湾 ( 加権 ) 11.09 0.14
香港 ( HANG SENG ) 126.75 0.53
シンガポール ( ST ) 43.09 1.41
オ-ストラリア ( ASX ) ▼ 68.40 ▼ 1.19
インド ( SENSEX30 ) 348.62 1.96

ヨーロッパ市場

ロンドン市場は続落。

* ニューヨーク連銀景気指数・アメリカ消費者態度指数を嫌気


国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
イギリス ( FTSE100 ) ▼ 91.70 ▼ 1.56
フランス ( CAC40 ) ▼ 86.86 ▼ 1.79
ドイツ ( DAX ) ▼ 129.85 ▼ 1.87
イタリア ( MIB30 ) ▼ 517.00 ▼ 1.50
スペイン ( IBEX35 ) ▼ 239.30 ▼ 1.80

アメリカ市場

アメリカ市場は続落。

* ニューヨーク連銀景気指数・アメリカ消費者態度指数を嫌気
* 輸入物価指数でインフレ懸念が台頭


国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
アメリカ ( NY DOW ) ▼ 28.77 ▼ 0.23
アメリカ ( NAS ) ▼ 10.74 ▼ 0.4
ブラジル ( Bovespa ) ▼ 547.12 ▼ 0.89
アルゼンチン ( Merval ) ▼ 2.72 ▼ 0.13

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