2007年 11月 07日 (水) −2007年 世界同時株安の記録−

指標

アメリカ・7―9月期・労働生産性指数速報値は市場予想を上回った
アメリカ・9月・卸売在庫は市場予想を上回った


台湾・10月・輸出額 前年同月比 14.4%増

* 輸入額 前年同月比 9.8%増
* 化学品 前年同月比 69.3%
* 電機産品 前年同月比 52.9%


商品

NY原油は早朝の時間外取り引きで最高値を更新(98.62ドル)を付けたものの、
高値警戒感から売り優勢となり、結局反落(1バレル96.37ドル)して引ける。

* アフガニスタンの自爆テロ
* 原油在庫が減少するとの見通し


IEAは、2030年に原油価格は150ドルを突破すると予想。
ただし、サウジアラビアやアゼルバイジャンなどの国から供給量が増えるために、一時的に原油価格は下落するとも予想。


ドル安・原油高を受け、NY金先物相場(期近12月物)は続伸。
一時、1トロイオンス848.0ドルまで上昇。


為替

サブプライムローン問題や住宅市況の悪化を受け、アメリカの主要企業の業績が5年半ぶりの減益の見通し。


GMは、繰り延べ税金資産を取り崩すため、7―9月期決算で約4兆5000億円の費用を計上。

* 自動車事業の低迷
* サブプライムローン問題で関連企業が不振
* 大幅赤字に転落する可能性あり


為替

人民元は対ドルで大幅続伸し、元切り上げ後の最高値を更新。(3日連続)

ドルが対ユーロで連日で過去最安値を更新。
中国・政府高官が外貨準備をユーロなどに分散して投資するとの発言をしたため、他通貨に対してドルが全面安となった。

為替 高値 安値 終値
円・ドル 114.77 円 112.72 円 112.81 円
円・ユーロ 166.18 円 164.16 円 165.20 円

日本市場

サブプライム問題への警戒感や円高や先物への大口の売りなどから、日経平均・TOPIX共に反落した。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
日本 ( 日経225 ) ▼ 152.95 ▼ 0.94
日本 ( TOPIX ) ▼ 17.90 ▼ 1.14
騰落レシオ ( TOPIX ) 83.6

アジア市場

金融株を中心に自立反発狙いの買いが入り、上海市場は反発。
金融引き締めに対する警戒感は根強い。

シンガポール株は、サブプライム問題への警戒感などから金融株を中心に小幅下落。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
韓国 ( KOSPI ) ▼ 11.05 ▼ 0.54
中国 ( 上海総合 ) 65.21 1.18
台湾 ( 加権 ) 7.42 0.08
香港 ( HANG SENG ) 270.80 0.92
シンガポール ( ST ) ▼ 10.09 ▼ 0.27
オ-ストラリア ( ASX ) 64.4 1.04
インド ( SENSEX30 ) ▼ 110.84 ▼ 0.57

ヨーロッパ市場

アメリカの証券大手会社が資金調達に動き始めたと伝わると急速に下げた上、ロンドン証券取引所のシステムにトラブルが発生。
金融収縮懸念も相まって、ロンドン株式相場は反落。


《 システムトラブルで wwwwwwww な ロンドン市場・FTSE100指数の証拠画像 》

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
イギリス ( FTSE100 ) ▼ 89.80 ▼ 1.39
フランス ( CAC40 ) ▼ 26.20 ▼ 0.46
ドイツ ( DAX ) ▼ 27.57 ▼ 0.35
イタリア ( MIB30 ) ▼ 107.00 ▼ 0.27
スペイン ( IBEX35 ) ▼ 53.50 ▼ 0.34

アメリカ市場

アメリカの金融機関に対する不安感や急速なドル安や原油先物相場の高止まりが嫌気され、アメリカ市場は急反落。(-360ドル92セント)

ワシントン・ミューチュアルの住宅ローン用の貸し倒れ引当金が膨らむとの見通しを発表。
金融株がほぼ全面安。
過去最大級の赤字に転落したGMも売り材料。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
アメリカ ( NY DOW ) ▼ 360.92 ▼ 2.64
アメリカ ( NAS ) ▼ 76.42 ▼ 2.70
ブラジル ( Bovespa ) ▼ 1,002.81 ▼ 1.55
アルゼンチン ( Merval ) 1.01 0.04

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