2007年 10月 29日 (月) −2007年 世界同時株安の記録−

指標

世界半導体売り上げ・9月 前年同月比 +5.9%
消費者向け(携帯電話・パソコンなど)の半導体需要が堅調。
アメリカ以外の地域での売り上げが好調だった。


パキスタン・2007年度 7.2%成長
(原油・食料品の高騰などが不安要因)


決算

USBは、サブプライムローンに関する追加損失の発生については否定。


商品

NY原油(期近12月物)が、時間外取り引きで史上最高値を更新した。(93.18ドル)
(トルコ外相が「軍事行動も選択肢に含まれる」と発言したり
メキシコ湾が悪天候で石油精製施設の操業が一時停止したと伝わったため)


原油に連動して連れ高し、金先物相場(期近12月物)が上昇。
792.6ドルで引ける。(一時 798.3ドルまで上昇)


オーストラリア・2007年度・小麦生産量 再下方修正

* 旱魃による不作
* 小麦収穫量 約1210万トン
* 9月時点の予想 約1550万トン
* 当初予想 約2250万トン
* 穀物の収穫量 過去5年平均の6割程度の水準


為替

世界的な株式市場の堅調さを受け、円は対ドルで続落。
円は、対ユーロで続落。

ユーロは対ドルで5日続伸。(一時最高値を更新)
カナダドルは対ドルで続伸。(37年ぶりの高値)

為替 高値 安値 終値
円・ドル 114.91 円 114.00 円 114.69 円
円・ユーロ 165.59 円 164.88 円 165.42 円

日本市場

日経平均・TOPIX共に大幅続伸。
中間決算で好調だった銘柄や金融株を中心に買われる。
先週末のアメリカ市場やアジア市場の好調さも支援材料。
石油が史上最高値に達したため、鉱業株の一角も賑わう。
サブプライム問題と自動車の売れ行きに関連性はないとの見方から、自動車株も買われる。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
日本 ( 日経225 ) 192.45 1.17
日本 ( TOPIX ) 32.52 2.07
騰落レシオ ( TOPIX ) 104.0

アジア市場

シンガポール市場は好業績銘柄を中心に大幅続伸。
先週末のアメリカ市場やアジア市場の好調さも支援材料。

上海株式市場は金融株や不動産株を中心に大幅続伸。
(中国当局から追加利上げの発表がなされなかったため)

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
韓国 ( KOSPI ) 34.86 1.72
中国 ( 上海総合 ) 158.37 2.83
台湾 ( 加権 ) 178.37 1.85
香港 ( HANG SENG ) 1,181.68 3.89
シンガポール ( ST ) 48.23 1.28
オ-ストラリア ( ASX ) 91.80 1.37
インド ( SENSEX30 ) 734.50 3.82

ヨーロッパ市場

ロンドン市場は、アジア・アメリカの株高を受けて続伸。
(鉱業・石油・金融などが中心になって上昇)

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
イギリス ( FTSE100 ) 44.70 0.67
フランス ( CAC40 ) 41.32 0.71
ドイツ ( DAX ) 60.50 0.76
イタリア ( MIB30 ) 138.00 0.34
スペイン ( IBEX35 ) 134.20 0.86

アメリカ市場

FOMCの利上げ期待やアジア・ヨーロッパ市場の堅調さを受けて続伸。
ナスダックは、01年以来の高値を付ける。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
アメリカ ( NY DOW ) 63.56 0.46
アメリカ ( NAS ) 13.25 0.47
ブラジル ( Bovespa ) 768.73 1.20
アルゼンチン ( Merval ) 9.96 0.43

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