2007年 10月 26日（金）　－2007年世界同時株安の記録－

ドル安を受け、金は一時２８年ぶりの最高値を付ける。

アメリカによる対イラン経済制裁を発表やトルコとクルド人の対立を受け、ＮＹ原油は一時過去最高値（92.22ドル）を付ける。

ＦＲＢは計310億ドルの資金を短期金融市場に供給。

ドイツの銀行（２行）は、サブプライムローンで損失を負った金融機関を救済するための「救済基金」への出資の是非を検討中。現在は、アメリカの銀行が中心に資金を拠出。
（サブプライム問題で資金繰りが悪化した金融機関の資産を買い取る）

アメリカ市場の好調さを受けて、３日ぶりに円は売られる。
ただし、ＦＲＢによる利下げ懸念があるため、円の下値は限定的。
円は対ユーロ・対豪ドルで続落。

ユーロは対ドルに対して続伸。
ＦＲＢの利下げ期待が下支え。
ユーロ導入以来の最高値を付ける。

為替	高値	安値	終値
円・ドル	114.56 円	113.90 円	114.18 円
円・ユーロ	164.35 円	163.40 円	164.31 円

日経平均・TOPIX共に大幅反発。
好業績銘柄・資源高で恩恵を受ける銘柄を中心に大幅に買われる。
アジア株式指数の上げも支援材料。

中国株は反発。
金融株・不動産株などに押し目買いが入った。
ただし、中国当局の追加的な金融引き締めに対する警戒感は依然根強い。

シンガポール株は大幅続伸。
好業績銘柄を中心に買われる。
ＦＲＢの利下げ期待も支援材料。

ロンドン市場は、石油銘柄を中心に上昇。
大幅続伸で引ける。