2007年 08月 16日 (木) −2007年 世界同時株安の記録−

指標

7月の住宅着工件数は年率換算で138万1000戸。
(前月に比べ6.1%減、1997年1月(135万5000戸)以来、10年半ぶりの低水準)


為替

円キャリートレード解消のため、対円の通貨(アジア通貨・ユーロ・ドル)は軒並み大幅下落。
ロンドン市場で円相場は1ドル=113円台まで急騰。(昨年7月10日以来の高値)
信用収縮懸念から、さらに急速に円高ドル安が進む。

為替 高値 安値 終値
円・ドル 116.731 円 111.98 円 114.231 円
円・ユーロ 153.60 円 152.60 円 153.341 円

日本市場

前日のアメリカ市場の大幅下落や、世界的な信用不安や、世界連鎖株安の影響で、寄り付きから幅広い銘柄が売り込まれる。
時価総額上位銘柄が急落。
TOPIXは日経平均より下げが大きい。

円高による輸出関連銘柄への売りや、機関投資家の売りや、日本株・長期保有の海外ファンドの換金売りや、個人投資家の追証・追証回避のための売りが膨らむ。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
日本 ( 日経225 ) ▼ 327.12 ▼ 1.99
日本 ( TOPIX ) ▼ 26.69 ▼ 1.67
騰落レシオ ( TOPIX ) 58.5

アジア市場

アジア市場も軒並み大幅下落。(前日比2〜6%下落)

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
韓国 ( KOSPI ) ▼ 125.91 ▼ 6.93
中国 ( 上海総合 ) ▼ 104.43 ▼ 2.14
台湾 ( 加権 ) ▼ 391.67 ▼ 4.56
香港 ( HANG SENG ) ▼ 703.33 ▼ 3.29
シンガポール ( ST ) ▼ 121.09 ▼ 3.70
オ-ストラリア ( ASX ) ▼ 89.30 ▼ 1.54
インド ( SENSEX30 ) ▼ 642.70 ▼ 4.28

ヨーロッパ市場

サブプライム問題の懸念から、引き続き、アジアに引き続き、ヨーロッパ・アメリカ市場でも高リスク投資から資金を引き揚げる動きが続いた。
7月の米住宅着工件数も株価の引き下げ要因になった。

ヨーロッパ市場は全面安。
アメリカ市場の下落を受け、さらに一段安。
イギリス市場の下げは4%を超え、年初来安値を更新。
ロシアやトルコなど新興市場国も急落。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
イギリス ( FTSE100 ) ▼ 250.40 ▼ 4.10
フランス ( CAC40 ) ▼ 177,25 ▼ 3,26
ドイツ ( DAX ) ▼ 175,83 ▼ 2,36
イタリア ( MIB30 ) ▼ 1.393,00 ▼ 3,53
スペイン ( IBEX35 ) ▼ 540,80 ▼ 3,72

アメリカ市場

アメリカ市場は、大引け前まで大幅に売られていたものの、大引け前に大幅に反発して小幅安。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
アメリカ ( NY DOW ) ▼ 15.69 ▼ 0.12
アメリカ ( NAS ) ▼ 7.76 ▼ 0.32
ブラジル ( Bovespa ) ▼ 1,243.00 ▼ 2.52
アルゼンチン ( Merval ) ▼ 91.02 ▼ 4,73

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