2008年 4月 の「警戒」

2008年 04月 02日 (水)

バーナンキFRB議長・アメリカ経済成長見通し

* 2008年前半の成長率はマイナスになる可能性もある
* 景気後退は起こり得る
* 利下げが成長を支え、リスクを緩和する
* 追加利下げ観測が出る


EU・欧州委員会・イギリス政府によるノーザン・ロック銀行の一時国有化を調査

* EU法令「過剰な民間支援の禁止に抵触」しないかどうかを判定


2008年 04月 03日 (水)

アメリカ・バーナンキFRB議長証言

* 証券化市場の一部は機能不全
* 金融市場の機能改善に取り組む


アメリカ・ガイトナーNY連銀総裁証言

* 金融市場の流動性は損なわれている
* 金融市場の信用収縮が続いている


アメリカ・上院銀行委員会

* JPモルガン・チェースのCEOとベアー・スターンズCEOが出席
* JPモルガンによるベアー救済の経緯、アメリカ当局の関与の説明
* 政策決定の過程が不透明


IMF・各国は住宅市場の動向に注視し、金融機関の監督を強化する必要あり

金融技術の発達で住宅ローンの利用が容易になり、住宅価格の変動による経済への波及効果が大きくなった。


2008年 04月 04日 (水)

ユーロ圏15カ国・通貨高に警戒

* G7財務相・中央銀行総裁会議で協議
* ドルの暴落でドル建て資産が急落し、巨額の損失計上&信用不安の拡大


ASEAN・財務相会議・外貨準備の一部を多国間で相互融通

* ASEAN13カ国の外貨準備の一部を1カ所に集める
* 通貨危機の際などに相互融通
* 対信用収縮対策


2008年 04月 08日 (水)

ユーロ圏15カ国・財務相会合・ユーロ圏経済の減速を警戒

* ドルの急落
* ユーロ高
* 消費者物価の上昇
* GDP予測の下方修正懸念を指摘


2008年 04月 09日 (水)

IMF・アメリカ経済見通し

* 2008年度・アメリカ実質GDP 0.5%(17年ぶりの低成長)
* 2009年度・アメリカ実質GDP 0.6%
* 緩やかな景気後退に入る


IMF・世界経済見通し

* 2008年度・世界実質GDP 3.7%(0.5ポイント下方修正)
* 下振れリスクの高い状況
* 世界的な不況が起こる可能性あり


IMF・日本経済見通し

* 2008年度・日本実質GDP 1.4%(0.1ポイント下方修正)
* 見通し悪化の際には、短期金利の引き下げが必要


G7・世界主要金融機関(10社)首脳が出席

* 金融機関の経営危機の際の信用供与枠などに協力を求める
* 金融システムの動揺に歯止め


FRB・3月18日の議事録を公開

* 多くの委員が「2008年の前半の経済活動は縮小する恐れ」
* 2008年上半期のマイナス成長を予測
* 景気の下振れが深刻化・長期化
* インフレと景気後退が同時進行し、政策の調整が難しい


2008年 04月 10日 (水)

日米欧・金融機関の監督見直し案

* 1、グローバルな大銀行への各国当局の協力体制による監視
* 2、金融機関の資金繰りの管理・監督
* 3、証券化商品の情報開示


シンガポール・シンガポールドルの変動幅の中心値を引き上げ

* 金融引き締め策


2008年 04月 11日 (水)

G7拡大会合

* 市場の混乱の際の時価会計適用を議論
* 日米欧の主要金融機関・運用会社10社が出席
* 金融市場の見通し「ベアー・スターンズの買収で底打ち」「最悪期はまだ越えていない」


バーナンキFRB議長

* 証券化商品などの時価評価がもたらす損失の拡大による市場の混乱
* 流動性が急激に縮小している局面では、時価評価が不安要素


額賀財務相・白川日銀総裁

* 白川総裁  金融システムの問題が形を変えて表れてきている
* 額賀財務相 6月のG7までに各国に金融安定化策の進ちょく状況の報告を求める


2008年 04月 14日 (水)

IMF・財政政策も景気刺激策となる(共同声明)

* 急激な資本移動で新興市場国が流動性の危機に陥らないよう、危機予防の金融枠組みを検討
* 巨額の財政赤字の日本は、財政出動要請の対象から除外
* 日本には、財政再建などの経済構造改革を要請


2008年 04月 15日 (水)

アメリカ・財務省・ヘッジファンドの行動規範

* 証券化商品の含み損益の開示と外部監査の徹底などの自主的な行動規範を要求


2008年 04月 16日 (水)

ユーロ圏15カ国・ユンケル議長

* サブプライムローン問題の影響は2009年まで継続する恐れ
* 実体経済に悪影響


2008年 04月 17日 (水)

日本・白川日銀総裁・

* 国内景気・現状 「資源高騰の影響で減速」
* 国内景気・先行き「当面は減速するがその後は緩やかに成長」
* 消費者物価指数「バランスのある状態。石油・食料の上昇でプラス基調」
* 企業収益・「高水準ながら伸び悩み」
* 企業業況感・「慎重化」
* 設備投資「鈍化」
* 個人消費「所得が緩やかに増加」


2008年 04月 21日 (水)

UBS・巨額損失計上の原因

* 損失発生原因:リスク管理能力の不足


2008年 04月 29日 (水)

ユーロ圏15カ国・欧州委員会・春季経済見通し

* 2008年・実質GDP 1.7%(下方修正)
* 2008年・消費者物価上昇率 3.2%(上方修正)
* 景気減速と食料・資源価格の上昇の同時進行懸念

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