2008年 3月 の「警戒」
2008年 03月 03日 (月)
欧州財務相理事会・金融報告書
* 年末にサブプライムローン関連損失の拡大を警戒
* 連鎖的な損失拡大を警戒
2008年 03月 04日 (火)
バーナンキFRB議長・議会発言
* 資産価値の広範囲に下落し、過去に例を見ない厳しい状況
* サブプライムローンの借り手の救済の検討を求める(ローンの元本を減免)
アメリカ財務省・世界の金融機関の損失額 2000億ドル
* 不良債権の処理による損失
* 証券化商品による評価損
オーストラリア・政策金利 0.25%引き上げ(年利7.25%)
* 消費の拡大とインフレ懸念
2008年 03月 05日 (水)
FRB・地区連銀経済報告(ベージュブック)
* 2008年・年初からアメリカ経済が減速
* 個人消費が減速
* 住宅市場が不振
* 金融機関の貸出基準が厳格化
* インフレ圧力の上昇
2008年 03月 06日 (木)
カーライル・キャピタル(投資ファンド)
* 債務不履行の通知を受け取る
* 住宅ローン担保証券価格の下落
* 住宅ローン担保証券市場の混乱を懸念
2008年 03月 07日 (金)
2008年3月・ミズーリ州・ヒューム・バンク(小規模地銀)が破綻
2008年1月・ミズーリ州・ダグラス・ナショナル・バンク(小規模地銀)が破綻。
* 貸し出しの減少
* 不良債権増加
2008年 03月 10日 (月)
イギリス・5人に1人が住宅ローンの返済を不安視
* 今後、住宅ローンの返済額が増加し始めるため
2008年 03月 12日 (水)
クロズナーFRB理事・クレジットカード市場に注意
* クレジットカードなどの他のローンについても監視
2008年 03月 13日 (木)
IMF副専務理事・公的資金の投入を促す
* 主要国の対策は不十分
日本・閣僚から円高と景気減速懸念相次ぐ
2008年 03月 17日 (月)
グリーンスパンFRB前議長
将来、現在の金融危機は第二次大戦後最悪との評価を受ける
* 信用不安は深刻
* 金融機関の経営危機は今後も続出
* 金融機関の監督や規制の見直しが必要
2008年 03月 18日 (火)
IMF・シン西半球局長
* 金融危機の深刻化で金融機関などの損失が約8000億ドルに拡大と予想
* 当初予想は最大で2000億ドル
中国・全人代・インフレ・経済過熱の抑制を強調
* インフレ・経済の動揺が最大の懸念材料
* CPI上昇率目標 4.8%前後
2008年 03月 19日 (水)
日本・景気の基調判断を下方修正
* 「回復は足踏み状態」
* 企業部門の動きが弱まっており「景気は踊り場的な状態にある」
2008年 03月 20日 (木)
経済協力開発機構(OECD)・日米欧の経済見通し
アメリカ経済がゼロ成長に陥る可能性あり
* リセッション入りする可能性あり
* 住宅投資と金融市場の動揺が続く可能性あり
* アメリカ実質GDPを大幅に下方修正
* 1―3月期・前期比 0.1%増
* 4―6月期・前期比 0.0%増
メリルリンチ・XLキャピタル(モノライン)を提訴
* メリルリンチの証券化商品(31億ドル・債務担保証券)への保証をキャンセルしたため
イギリス・金融監督当局・金融株の風説の流布の可能性を指摘
* 金融株の空売りが増加している
* 株価操作の可能性を指摘
2008年 03月 21日 (金)
日本・円建て外債(サムライ債)・2007年度の発行額 6200億円超
* 前年度比 300%
* 欧米の市場がサブプライム問題で混乱
* 世界的に見て日本の金利が低い
* 2000年度 2兆6000億円
* 1996年度 3兆8000億円
日本・外国人投資家による日本株売越額 9226億円
* ブラックマンデー時(1987年) 1兆1220億円
* 過去2番目の売り越し額
* 円高・日銀総裁人事問題・構造改革の後退を懸念
アメリカ・投資指針についてシンガポール政府とアブダビ政府と相互協定を締結
* 政治的意図を排除
* ビジネス目的に限定する
* 安全保障上問題のある場合は規制対象
財務省証券 3カ月物利回り 0.387%まで下落(54年ぶり)
* 財務省証券(TB)へ資金流
2008年 03月 25日 (火)
中国・中国銀行・2007年12月期決算
* サブプライムローン関連・引当損失 13億ドルを計上
2008年 03月 26日 (水)
サブプライムローン問題によるアメリカ国内の金融資産の劣化(ゴールドマン・サックス発表)
* 全体の損失 4600億ドル
* 住宅ローン関連損失 2400億ドル
* 商業用不動産関連損失 800億ドル
* 消費者ローン関連損失 500億ドル
* 処理済みの損失 1200億ドル
サブプライムローン問題による世界の金融資産の劣化(ゴールドマン・サックス発表)
* 全体の損失 1兆2000億ドル
トリシェECB総裁・急速なユーロ高やドル暴落を牽制
2008年 03月 28日 (金)
S&P・モノライン大手FGICの格付けを6段階引き下げ
* シングルA→ダブルB(投機的)
* NY州の資本規定を満たせなくなったため
* NY州から保証の新規引き受けの停止命令を受ける
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