2008年 3月 の「火消し」
2008年 03月 03日 (月)
バフェット氏・モノライン救済策を取り下げ
2008年 03月 04日 (火)
韓国・物価対策に着手
* 公共料金の抑制
* ガソリン税の引き下げ
2008年 03月 05日 (水)
ニュージーランド・政策金利を据え置き(年率8.25%)
2008年 03月 06日 (木)
シティG・450億ドルの住宅ローン債権を削減(残高の2割)
* 経費削減額 2億ドル
* 政府系金融機関へ売却・新規ローンを証券化して90%を転売
* 高リスク商品の取扱いを停止
日本・政策金利(無担保コール翌日物) 年0.5%に据え置き
* 世界経済の不透明感
* 原油の高騰
* 対ドルでの円高
* 国内景気の減速感
* 企業収益の悪化懸念
* 設備投資の減速感
2008年 03月 07日 (金)
韓国・基準金利据え置き(年利 5%)
* 景気に配慮するも、インフレを警戒
2008年 03月 10日 (月)
MBIA(モノライン大手)・CDOなどの高リスク保証業務から完全撤退
* 保証対象に応じて分社化を検討
2008年 03月 11日 (火)
アメリカ・FRB資金供給を拡大
* 証券担保貸出制度(2000億ドル)を3月27日から開始(期間28日)
2008年 03月 13日 (木)
アメリカ・ポールソン財務長官・金融不安再発防止のための改革案を公表
* 金融機関に資本と流動性の確保を促す
* 住宅ローン業者への免許基準を強化
* 格付け会社の情報開示の義務を強化
アメリカ・ポールソン財務長官・急激なドル安を牽制
* 強いドルが国益
* 長期的なファンダメンタルズは良好
2008年 03月 14日 (金)
アメリカ・NY連銀がベアー・スターンズに対し緊急の融資枠を設定(28日間)
* ベアー・スターンズは、信用市場の混乱で資金繰りが悪化
* NY連銀からJPモルガンで融資を受け、JPモルガンからベアーが融資を受ける
* JPモルガンはNY連銀から公定歩合で融資を受ける
* ベアーはJPモルガンに担保を差し入れる
アメリカ・ベアー・スターンズCEO・融資はつなぎ措置
* 他社との合併も視野
* JPモルガンによる買収の可能性もあり
アメリカ・ブッシュ大統領
* 金融システムには異例の行動が必要
* 強いドルを支持
* 経済は困難な局面
アメリカ・バーナンキFRB議長
* 住宅差し押さえ回避に全力を上げる
* サブプライムローンの焦げ付きが拡大
* 金融機関の安易な貸し出しや、営業姿勢を批判
* ※リセット対象者が2008年は150万人
※リセット
住宅ローンの返済途中に金利が急上昇するもの
住宅ローンの利率についての説明が不十分で、理解していない借主もいた。
2008年 03月 17日 (月)
アメリカ・緊急利下げ(公定歩合)
* 利下げ幅 0.25%
* 年利 3.25%
* 証券化商品市場へ資金供給するための新制度を創設
JPモルガン・ベアー・スターンズを買収
* 買収額 2億3600万ドル
* NY連銀による証券会社に対する新・直接融資制度で300億ドルの融資を受ける
イギリス・イングランド銀行・50億ポンドの臨時の資金供給
* サブプライムローン問題で短期金利が急上昇したため
アメリカ・ポールソン財務長官
* 強いドルはアメリカの国益
* 長期的にはアメリカ経済は底堅い
2008年 03月 18日 (火)
FRB・FF金利を0.75%引き下げ(年利 2.25%)
* 金融市場の強い緊張状態・個人消費の減速・雇用市場の悪化を懸念
2008年 03月 19日 (水)
アメリカ・OFHEO(米連邦住宅公社監督局)・政府系公社の住宅ローン債権の買取枠を拡大
* 買取枠 2000億ドル
* 対象公社 ファニーメイ・フレディマック
* 自己資本の最低基準を20%超に引き下げ
アメリカ・FRB・追加利下げの可能性を示唆
* アメリカ経済の成長のさらなる減速の可能性あり
2008年 03月 20日 (木)
アメリカ・金融規制の改革案を提示予定
* 証券化商品の構成と販売全般に対する規制強化
* 商品の評価基準の透明性
日本・証券化商品の情報開示を強化(業界の自主規制)
* サブプライムローン問題の再発防止
* 業界統一の開示項目を定める
* リスクの追跡と分析を可能にする
2008年 03月 21日 (金)
アメリカ・国債の最低販売単位を100ドルに引き下げ
* 現行の最低販売単位 1000ドル
* インフレ連動債・短期債・中期債・長期債
* 2008年4月7日の入札から開始
* 国内外の投資家に米国債を買うチャンスが生まれるため
アメリカ・NY連銀・国債貸出制度の担保をCMBSにも拡大
* 証券会社の資金繰りを支援
* 商業用不動産ローンの証券化商品にも国債貸出制度の担保を拡大
* 商業用不動産によるCMBSの担保価値の下落
アメリカ・サブプライムローンの借り手救済策
* 担保割れの物件の保有者に、国が借り換え前のローン額の80―85%を債務保証
アメリカ・FRB・ベアー・スターンズ向け特別融資 55億2900万ドル(1日平均)
* 証券会社向け特別融資 134億3300万ドル(1日平均)
ヨーロッパ・欧州中銀(ECB)・金融市場にドル資金を供給
* 供給額 150億ドル
2008年 03月 24日 (月)
アメリカ・政府機関による住宅ローン担保証券(MBS)の買い取り
* 購入枠・合計30兆円
* 市場の流動性確保
JPモルガン・チェース・ベアー・スターンズ買収条件を変更
* 買収に反対している投資家などの同意を得るため
* 買収価格を10ドルに引き上げ
* ベアーの新規発行株引き受け
2008年 03月 25日 (火)
アメリカ・NY連銀・JPモルガンへ特別融資(貸し倒れのリスクはNY連銀が負う)
* JPモルガンの出資でベアの300億ドルの不良資産を分離するための新会社を設立
アメリカ・政府系機関・住宅ローン担保証券(RMBS)買い取り枠を増額
* 住宅ローン市場の安定化
* 金融機関の支援
2008年 03月 26日 (水)
アメリカ・ポールソン財務長官
* FRBが投資銀行の監督・規制に暫定的に関与すべき(現行は貯蓄業務を行う銀行)
* 金融市場の安定や流動性を維持すべき
* 情報収集能力を高めるべき
2008年 03月 28日 (金)
欧州中銀(ECB)・6カ月満期のユーロ圏の金融機関向け資金供給を拡大
* 通常は3ヶ月満期
* 500億ユーロの資金を供給
アメリカ・FRB・新制度「プライマリーディーラー向け貸し出し」前週比 2.4倍
* 政府公認の大手証券会社のプライマリーディーラーにFRBが公定歩合で資金を供給
* 住宅ローン担保証券でも担保として利用可能
2008年 03月 31日 (月)
アメリカ・ポールソン財務長官・金融行政の包括的改革案を公表
* FRBの監督の機能を証券会社などにも広げる
* 大統領直属の作業部会の機能強化
イギリス・国際的金融危機に対応する作業部会を新設
* アメリカとイギリスが中心になって行う
* 世界的なな金融問題への監視の強化
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