2008年 03月 06日 （木）　−2008年 世界同時株安の記録−

商品

ＮＹ原油先物（期近4月物）は続伸。

* 1バレル　105.97ドル
* 過去最高値を更新
* アメリカの原油在庫の減少
* ＯＰＥＣの生産量据え置き決定

火消し

シティＧ・450億ドルの住宅ローン債権を削減（残高の2割）

* 経費削減額　2億ドル
* 政府系金融機関へ売却・新規ローンを証券化して90％を転売
* 高リスク商品の取扱いを停止

日本・政策金利（無担保コール翌日物）　年0.5％に据え置き

* 世界経済の不透明感
* 原油の高騰
* 対ドルでの円高
* 国内景気の減速感
* 企業収益の悪化懸念
* 設備投資の減速感

警戒

カーライル・キャピタル（投資ファンド）

* 債務不履行の通知を受け取る
* 住宅ローン担保証券価格の下落
* 住宅ローン担保証券市場の混乱を懸念

指標

アメリカ・2007年10―12月期・住宅ローン延滞率　5.82％

* 1985年以来過去最悪
* 前期比　　　0.23ポイント上昇
* 前年同期比　0.87ポイント上昇
* サブプライムローン延滞率　前期比　1ポイント上昇

アメリカ・ベージュブック

* 景気判断を下方修正
* 経済成長が減速
* ほぼ全域で経済活動が低下
* 資源高による物価の上昇圧力

アメリカ・2007年12月末・家計の純資産

* 純資産残高　57 兆7180億ドル
* 前期比　0.9％減
* 住宅価格の下落
* アメリカ株式市場の下落
* 個人消費の減速
* 個人資産　前期比　0.5％減
* 個人負債　前期比　1.5％増
* 住宅ローン残高　前期比　1.1％増

アメリカ・2008年2月・小売業売上高

* 前年同月比　1.9％増
* 所得税の還付の効果（景気対策）

日本・2008年2月末・外貨準備高　1兆ドルを突破

* 過去の円売り介入で得たドル資金が増加
* 国の債務が拡大（政府短期証券で資金調達）

日本・2008年1月・景気動向指数（速報）

* 「改善を示す水準」→「一進一退」へ下方修正
* 一致指数　22.2％
* 先行指数　30.0％
* 遅行指数　62.5％

為替

円は対ドルで大幅反発。

* 信用リスクによる円買い
* アメリカ市場の大幅下落
* ソーンバーグ・モーゲージ（住宅ローン事業）の債務不履行
* ＥＣＢの政策金利据え置き決定

円は対ユーロで反発。

* 欧米の株式市場の下落

ユーロは対ドルで続伸。

* ＥＣＢの政策金利据え置き発表
* ユーロキャリー取り引きによるドル売り

日本市場

日経平均・TOPIX共に大幅反発。

* アメリカ市場の上昇
* 民主党（下院）による住宅ローンの政府買い取り協議の報道
* アメリカ政府の公的資金投入期待

アジア市場

シンガポール市場は反発。

* 値ごろ感から買い先行
* 中国市場の上昇
* 景気後退懸念の後退

上海市場は大幅反発。

* 中国平安保険の株主総会で大型増資可決で金融株を中心に上昇
* 中国当局による人民元の上昇容認発言

ヨーロッパ市場

ロンドン市場は反落。

* 景気減速懸念

アメリカ市場

アメリカ市場は急反落

* ソーンバーグ・モーゲージ（住宅ローン事業）の債務不履行
* 信用リスク懸念
* 住宅差し押さえ率の悪化

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