2008年 1月 の「火消し」

2008年 01月 03日 (木)

FOMCの議事録 一部の委員の発言

* 利下げ後も「大幅な追加利下げが必要」と述べる


渡辺金融担当相

* 「波乱の原因を考えてきちんと対策を打ち出せばいいだけの話」
* 「改革の方向性を打ち出すことができれば、貯蓄から投資への流れができる」
* 「金融・資本市場競争力強化プラン」で株式市場が活性化


2008年 01月 04日 (金)

サブプライムローン問題対策

* FRB 入札金利方式の金融機関向けの融資を拡大
* 約6兆5000億円を供給(2008年1月末まで)
* 30日に追加利下げ観測
* アメリカ政府は景気対策の検討(減税など)


2008年 01月 07日 (月)

ベアー・スターンズ・CEOが辞任

* サブプライムローン問題で多額の損失を計上


2008年 01月 08日 (火)

ドイツ・中堅金融機関IKB産業銀行 転換社債を発行

* 約86億円の資金調達
* 独復興金融公庫(KfW)が全額引き受け
* 2007年3月期通期決算をやり直し


アメリカ・ブッシュ大統領

* アメリカの景気減速を懸念
* 大型減税の恒久化などの景気対策への姿勢を示す


CEO交代件数が過去最高

* サブプライムローン問題による損失
* 企業業績の低迷


2008年 01月 10日 (木)

欧州中銀(ECB) 政策金利(年4.0%)を据え置き

* インフレ懸念はあるものの、金融市場の動揺に配慮
* ユーロ・2007年12月・インフレ率 3.1%(目標・2%)


イングランド銀行 政策金利(年5.50%)を据え置き

* 前回の利下げの影響を注視


シティ・メリルリンチが外国政府系ファンドなどから追加資本増強策を検討

* サブプライム問題によるの損失が拡大
* シティ    100億ドル
* メリルリンチ 40億ドル


欧州中銀・FRBが協調して資金供給

* 満期までの期間をを大幅に延長
* 合計で840億ドルを供給


2008年 01月 11日 (金)

バンク・オブ・アメリカ・カントリーワイドを救済合併

* カントリーワイドはサブプライム問題で経営難
* 経営破綻でローン債権や担保証券が投げ売りされれば、金融・住宅市場に深刻なダメージ


英独仏伊首脳 サブプライム問題への対応策を協議

* 金融監督体制の連携を強化


2008年 01月 14日 (月)

イギリス・ノーザン・ロック銀行の国有化を検討

* 約5兆円以上の公的融資の返済で救済買収が難航


ヒラリー・景気刺激策を公表(大統領候補)

* 総額700億ドル
* 住宅保有者支援
* 家計支援


オバマ・景気刺激策を公表(大統領候補)

* 総額750億ドル
* 所得税の還付
* 年金給付の一時増額
* さらに景気悪化した場合は、450億ドルを追加


2008年 01月 15日 (火)

シティグループ・100億ドルの出資を受け入れ見通し

* ビンタラル王子・シンガポール政府投資公社・クウェート投資庁
* リストラ策・配当の5割削減を発表


みずほコーポレート銀行・メリルリンチに1400億円出資

* 邦銀による米欧大手金融機関への資本参加は、バブル崩壊後初


アメリカ・大幅利下げ観測

* 4.25%→年内に2%台後半まで引き下げ(予測)
* FF金利先物 0.5%〜0.75%の利下げを織り込み済み


アメリカ・ペロシ議長

* FRBの金融緩和に期待


FRB・3回目の入札金利方式・新融資制度の資金供給

* 資金 300億ドル
* 年利 3.95%(落札金利)
* 応札額 供給額の1.85倍


2008年 01月 16日 (水)

アメリカ・景気刺激効果を分析

* 財政出動<景気刺激=所得税還付・失業保険給付・食料品購入券
* 財政出動<景気刺激=大型所得減税・法人減税


バンク・オブ・アメリカ・リストラ策

* 650人の人員削減
* 証券化業務の縮小
* CDO業務の縮小


2008年 01月 17日 (木)

ブッシュ大統領・景気対策の骨格を表明(予定)

* 緊急の個人向けの戻し減税
* 緊急の企業向けの優遇税制


アメリカ・公定歩合・融資残高(年利4.75%)

* 金融機関の資金繰りが悪化
* 17日残高 55億5700万ドル
* 09日残高 10億1000万ドル


バーナンキFRB議長

* 財政出動と金融緩和を連動させることが望ましい
* 政府の景気対策を支持
* 大幅利下げを行う可能性を示唆


ブッシュ大統領・議会指導部

* 景気対策の策定を協議


2008年 01月 18日 (金)

ブッシュ大統領 1500億ドル(GDPの1%)の緊急の景気対策を発表

* 戻し減税(個人の所得税を還付)
* 法人用優遇税制
* 「景気下振れのリスクがある」
* 「現在の状況が続けば、経済成長・雇用に打撃」


欧州4カ国(英独仏伊)・証券化商品の情報開示を強化


2008年 01月 21日 (月)

イギリス・ノーザン・ロック銀行・救済買収支援策

* イングランド銀行からの融資を政府の保証付きで証券化


イギリス・ノーザン・ロック銀行の処理が難航

* 公的融資の返済条件が困難
* 救済買収が出来ない場合、一時国有化


2008年 01月 22日 (火)

アメリカ・緊急利下げ

* 0.75%引き下げ(年3.5%)
* アメリカの景気後退懸念の払拭
* 世界同時株安への歯止め
* 29〜30日のFOMCでも利下げする可能性あり


アメリカ・追加の景気対策を民主党と調整

* 最大 1500億ドル


カナダ・利下げ

* 0.25%引き下げ(4%)
* アメリカの景気減速懸念


世界・国際会計基準

* 上場企業の連結決算の対象範囲を厳格化
* 特別目的会社の損失拡大


日本・金融政策の現状維持

* 政策金利 年0.5%に据え置き
* 緩和的金融が必要と判断


上海証券取引所・中国銀行株の売買停止

* 重要事項が未発表


2008年 01月 23日 (火)

日本・日銀の利下げ観測の拡大

* 中・短期金利が低下
* 日銀総裁の景気への警戒感
* アメリカの緊急利下げ


2008年 01月 24日 (木)

アメリカ政府・景気対策の骨格で基本合意

* 戻し減税(1人最大600ドル)


スイス再保険にバークシャー(バフェット氏)が出資

* 発行済み株式の3%をバフェット氏が取得
* 損保契約の20%をバークシャーが受ける(5年間)
* スイス再保険はサブプライムローンで10億ドルの損失


2008年 01月 28日 (月)

FRB・追加利下げ観測

* 金利を0.25―0.5%引き下げ


2008年 01月 29日 (火)

アメリカ・下院議会・景気対策法案を可決

* 総額 1460億ドル
* 個人(1010億ドル)と法人(450億ドル)の臨時減税
* 上院で、失業保険給付について加えた修正案を審議する見通し
* 年収7万5000ドル以下・単身者  600ドル
* 年収15万ドル以下・夫婦    1200ドル(戻し減税)
* 所得税を納めていない低所得者・単身者 300ドル
* 所得税を納めていない低所得者・夫婦  600ドル


アメリカ・ブッシュ大統領・一般教書演説

* 景気対策(緊急減税)の早期実現
* 補助金の大胆減(財政に余裕がない)


FBI・金融機関など14社を捜査

* 不正会計・インサイダー取引
* 不動産開発業者
* サブプライムローン業者
* ローンを証券化した企業
* ローンを証券化した商品を購入した投資銀行


アメリカ・FRB・入札金利方式の資金供給(4回目)

* 期間  28日
* 年利  3.123%
* 金利  落札金利
* 供給額 300億ドル
* 応札額 供給額の1.25倍
* 金融機関の資金繰りがやや改善


FRB・FOMCを開始

* 市場は追加利下げを確実視
* 利下げ幅に注目(0.25%か0.5%)


英独仏伊首脳・サブプライムローン問題の対応策を協議

* 金融機関の流動性確保・リスク管理体制・透明性の向上


2008年 01月 30日 (水)

アメリカ・FRB・FF金利を0.5%引き下げ(年利 3%)

* 1週間で1.25%の引き下げ
* 今後、一段の金融緩和の可能性もあり


2008年 01月 31日 (木)

アメリカ・FFの先物金利

* 2―2.25%への金利の引き下げを織り込む
* 市場関係者が追加利下げ観測


BNPパリバ・ソシエテ・ジェネラルの買収を検討


パキスタン・公定歩合  0.5%引き上げ

* パキスタン・現金準備率 1.0%引き上げ
* 消費者物価指数の高止まり(年率8.8%)

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