2008年 01月 22日 （火）　−2008年 世界同時株安の記録−

決算

バンク・オブ・アメリカ・2007年10―12月期決算

* サブプライム関連損失　78億ドル
* 最終利益　前年同期比　94％減

ワコビア・2007年10―12月期決算

* サブプライム関連損失　29億ドル
* 最終利益　前年同期比　97％減

アムバックＦＧ（モノライン大手）・2007年10―12月期決算

* 最終損益　32億5560万ドルの赤字

商品

ＮＹ金先物（期近2月物）は続伸。

* 1トロイオンス890.3ドル
* アメリカの緊急利下げで対ユーロでドルが下落

ＮＹ原油先物（期近2月物）は反落。

* 1バレル89.85ドル
* 景気減速による需要減

火消し

アメリカ・緊急利下げ

* 0.75％引き下げ（年3.5％）
* アメリカの景気後退懸念の払拭
* 世界同時株安への歯止め
* 29〜30日のＦＯＭＣでも利下げする可能性あり

アメリカ・追加の景気対策を民主党と調整

* 最大　1500億ドル

カナダ・利下げ

* 0.25％引き下げ（4％）
* アメリカの景気減速懸念

世界・国際会計基準

* 上場企業の連結決算の対象範囲を厳格化
* 特別目的会社の損失拡大

日本・金融政策の現状維持

* 政策金利　年0.5％に据え置き
* 緩和的金融が必要と判断

上海証券取引所・中国銀行株の売買停止

* 重要事項が未発表

警戒

アムバックＦＧの保証している地方債・証券化商品を格下げ

* 地方債の投資に影響大

社債の損失保証料が急騰

* モノラインの格下げ

ユーロ圏15カ国・成長鈍化を警戒

* アメリカの景気減速
* 株価下落
* サブプライムローン問題
* 金融市場の早期安定策

中国・中国銀行のサブプライムローン関連損失を否定

* サブプライム関連の損失を計上しても増益

日本・日銀・微妙な局面との認識を示す

* 世界同時株安が逆資産効果・ネガティブな影響を及ぼす可能性あり
* 国内経済は足元が減速しているが、成長を続ける
* 段階的な利上げの金融政策に変わりはない

日本・2007年度ＧＤＰ予測を下方修正（1.8％）

* 住宅投資の減少
* 資源高による収益悪化
* 世界同時株安
* 海外の景気減速懸念

日本・閣僚から関係国と連携して対応する必要あり

指標

アメリカ・2007年12月・全米活動指数が急低下

世界・2007年末・株式

* 時価総額　60兆1000億ドル
* 増加額　　10兆ドル
* 世界のＧＤＰの約2割

中国・2007年・直接投資額

* 前年比　13.6％増（過去最高）
* ニセ外資（中国企業）による直接投資
* 日米欧からの直接投資は急減

日本・大手金融機関・株式含み益が6〜7割減少

* 世界同時株安影響

日本・朝日生命保険が株式含み損に転落

為替

円は対ドル・対ユーロで反発。

* ＦＲＢによる緊急利下げと追加利下げの可能性

ユーロは対ドルで反発。

* ＦＲＢによる緊急利下げと追加利下げの可能性

日本市場

日経平均・TOPIX共に急落

* アメリカの景気減速懸念
* アメリカの金融不安
* 円高の進行
* アジア市場の急落
* 資源関連・不動産株が大幅下落

日本・多数のリスク軽減型投信で元本保証が消滅

* 株価が急落の影響

アジア市場

アジア市場は大幅続落。

* ヨーロッパ市場の急落
* サブプライム問題の中国への波及

インド市場は大幅続落。

* ムンバイ証券取引所は1時間の取引停止措置を発動
* ヨーロッパ市場の急落
* アジア市場の急落

インド・ムンバイ証券取引所・午前10時55分・取引を再開

* パニック売りが終息

ヨーロッパ市場

ロンドン市場は急反発

* アメリカの緊急利下げ

アメリカ市場

アメリカ市場は大幅続落。

アジア市場での損失を埋め合わせるため、保有資産を売却したため寄り付き直後は大幅に下落したもの、ＦＲＢの緊急利下げで大幅に買い戻しが入る。

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