2008年 01月 15日 （火）　−2008年 世界同時株安の記録−

決算

シティグループ・2007年10―12月期決算

* サブプライムローン問題で235億ドルの損失計上
* 有価証券の評価損　　　　　181億ドル
* 消費者ローンの貸倒引当金　54億ドル
* 7―9月期＋10―12月期　合計損失　約300億ドル

欧米大手金融機関20社のサブプライムローン関連損失

* 合計　1000億ドル
* サブプライムローン関連証券化商品の価格下落

商品

フランス・サルコジ大統領

* 真の原油価格は1バレル70ドル
* 原油価格高騰の原因は投機

火消し

シティグループ・100億ドルの出資を受け入れ見通し

* ビンタラル王子・シンガポール政府投資公社・クウェート投資庁
* リストラ策・配当の5割削減を発表

みずほコーポレート銀行・メリルリンチに1400億円出資

* 邦銀による米欧大手金融機関への資本参加は、バブル崩壊後初

アメリカ・大幅利下げ観測

* 4.25％→年内に2％台後半まで引き下げ（予測）
* ＦＦ金利先物　0.5％〜0.75％の利下げを織り込み済み

アメリカ・ペロシ議長

* ＦＲＢの金融緩和に期待

ＦＲＢ・3回目の入札金利方式・新融資制度の資金供給

* 資金　300億ドル
* 年利　3.95％（落札金利）
* 応札額　供給額の1.85倍

警戒

日本・日銀・福井俊彦総裁

* 国内景気は住宅投資の落ち込みで当面は減速が、緩やかに拡大
* 経済・物価情勢を点検しながら適切に運営
* 国際商品市況の高騰
* アメリカ経済の下振れリスク
* サブプライムローン問題が長期化
* 国際金融資本市場が不安定な状態が続いている

指標

アメリカ・2008年・米小売業の売上高（予測）

* 前年比　3.5％増（6年ぶりの低水準）
* 1―6月期　 3.2％増
* 7―12月期　3.8％増
* 住宅市場の低迷・信用収縮懸念・インフレ懸念・雇用市況の悪化懸念

アメリカ・2007年12月・小売売上高

* 前月比　0.4％減
* クリスマス商戦の不振
* 住宅投資の低迷
* 個人消費の鈍化

アメリカ・レギュラーガソリン小売価格

* 前週比　1.3％安

アメリカ・軽油小売価格

* 前週比　1.5％安

日本・2007年12月・国内企業物価指数　105.4

* 前月比　　　0.4％上昇
* 前年同月比　2.6％上昇
* 輸出物価　前月比　　　0.5％上昇
* 輸出物価　前年同月比　1.8％下落
* 輸入物価　前月比　　　3.9％上昇
* 輸入物価　前年同月比　12.6％上昇

シンガポール・2007年11月・小売総額

* 前年同月比　0.3％減
* 前年同月比　4.5％増（市場予想）

為替

円は対ドル・対ユーロ・対高金利通貨に対して大幅続伸。

* アメリカの景気懸念
* アメリカ市場の下落
* アメリカ・07年12月・米小売売上高の悪化
* ＦＲＢの大幅利下げ観測
* 投資家のリスク許容度低下

ユーロは対ドルで反落。

* ドルの買い戻し
* 円が対ユーロで急進

日本市場

日経平均・TOPIX共に続落。
* アメリカ・金融機関の四半期決算発表への警戒感
* 国内景気の減速懸念
* 円の急進

アジア市場

アジアは全面安。

* アメリカの景気悪化懸念
* 台湾は、選挙で国民党の勝利で中台関係改善期待から大幅上昇

シンガポール市場は大幅続落。

* サブプライムローン問題の拡大懸念
* 中国株の下落
* シンガポールの経済指標の悪化

上海市場は反落。

* 利益確定売り
* ハンセン指数の大幅下落
* 中国当局による価格統制措置への警戒感

ヨーロッパ市場

ロンドン市場は反落。

* アジア市場の下落
* アメリカ・07年12月・米小売売上高の悪化
* シティグループの損失拡大
* 原油価格の下落

アメリカ市場

アメリカ市場は急反落。
* 2007年3〜4月以来の安値水準
* 金融業績の悪化
* 消費の先行き不安
* シティグループの損失拡大
* アメリカ・07年12月・米小売売上高の悪化

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