2007年 12月 03日 （月）　−2007年 世界同時株安の記録−

商品

ＮＹ金先物は反発。

* 1トロイオンス＝794.7ドル
* 値ごろ感から買い戻し
* 対ユーロでのドル安

ＮＹ原油先物（期近1月物）は反発。

* ＯＰＥＣの増産観測から朝方は売り先行
* 加盟国が増産に否定的な発言で買い優勢

ＯＰＥＣが原油増産を見送ると述べる。

* 原油供給は十分との見方で一致

火消し

サブプライムローンの借り手救済策

* 一定期間のローン金利の据え置き
* 週内に発表する見通し

サンフランシスコ連銀総裁は、次回のＦＯＭＣで追加利下げに踏み切る可能性を示唆

* 10―12月期・アメリカ実質GDPが低水準になると指摘
* 経済成長の下振れリスクが高まったとの認識を示す

警戒

日本・アメリカ保険大手・ＡＩＧ　ジェイリート投資法人は、投資家が集まらないため上場を取りやめた。

指標

ユーロ圏・10月・失業率　7.2％

* 前月比　0.1ポイント改善
* ドイツを中心に新規雇用が増加

日本・10月・月次・実質ＧＤＰ　前月比　0.2％減

* 個人消費　前月比　0.2％減
* 輸入額の増加

日本・10月・日経景気インデックス　前月比　0.4ポイント上昇

* 過去最高を更新

日本・10月・1人当たり平均の現金給与総額・前年同月比　横ばい

* 基本給・前年同月比　0.3％減（1年5カ月連続・ゼロかマイナス）

日本・10月・雇用者数・前年同月比　1.7％増

* パート　　　4.0％増
* 一般労働者　1.0％増

日本・10月・総労働時間

* 前年同月比0.6％減
* 残業　前年同月比　0.9％増

日本・2007年7―9月期・法人企業統計

* 設備投資　全産業　　前年同期比　1.2％減
* 売上高　　全産業　　前年同期比　2.0％増
* 経常利益　全産業　　前年同期比　0.7％減（02年以来）

* 設備投資　製造業　　前年同期比　6.1％増
* 売上高　　製造業　　前年同期比　7.6％増
* 経常利益　製造業　　前年同期比　3.6％減

* 設備投資　非製造業　前年同期比　5.1％減
* 売上高　　非製造業　前年同期比　0.5％減
* 経常利益　非製造業　前年同期比　1.5％増

タイ・2007年・7―9月期・実質ＧＤＰ

* 前年同期比　4.9％増
* 4―6月期　4.2％
* 2007年・実質ＧＤＰ・前年比　4.5％増
* 2008年・実質ＧＤＰ・前年比　4.0―5.0％増
* 低金利政策で内需拡大

為替

円は対ドル・対ユーロで反発。

* アメリカの利下げ観測

ユーロは対ドルで小反発。

* アメリカの利下げ観測

アラブ首長国連邦の通貨ディルハムの対ドル相場を切り上げる可能性を表明。（1997年以来）
（切り上げ幅は3―5％）

日本市場

日経平均は反落、TOPIXは続伸。

* 高値警戒感による利益確定売り
* 資金が債券先物相場に流れる
* 7―9月期・法人企業統計・経常利益がマイナス

アジア市場

上海市場は小幅続落。

* 中国当局による追加的な景気引き締め策への警戒感
* 下値では買い戻し
* 上海Ｂ株相場は大幅続伸。
* Ｂ株上場解禁の観測

香港市場は小幅続伸。

* アメリカの利下げ期待
* 不動産市況の好調

ヨーロッパ市場

ロンドン市場は反落。

* 商品相場の下落を受けて鉱業・石油株が売られる

アメリカ市場

アメリカ市場は反落

* 利益確定の売り
* ボストン連銀総裁が住宅市場に厳しい見方を示す
* 製造業景況感指数の雇用指数の低下
* アメリカの利下げ期待が相場の下支え

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