2007年 11月 の「警戒」

2007年 11月 05日 (月)

スチール米財務次官は、「今後18カ月は不動産などの差し押さえが高水準になる」との見通しを発表。
金利が急上昇する「リセットに200万人以上が直面すると予想。


2007年 11月 06日 (火)

グリーンスパン前FRB議長は、米住宅市場は不透明感が強いと述べる。
住宅在庫は相当レベルを減らしていかなければならない上、進捗状況は不明と述べた。


FRBのミシキン理事は、景気の減速と物価の上昇をともに警戒し、追加利下げが必要になるかどうかを慎重に判断し、場合によっては、利上げに転ずる可能性もあると述べた。


2007年 11月 08日 (木)

バーナンキFRB議長発言。
追加利下げには慎重。
「物価上振れと景気下振れのリスクは等しい」、
「アメリカの経済成長は、10―12月期から減速、来年春まで停滞」


中国人民銀行の呉暁霊・副総裁発言。
「貿易黒字による過剰流動性の抑制が必要」


2007年 11月 09日 (金)

中国・中国人民銀行(中央銀行)は、不動産バブルの発生を示唆

* 主要70都市・不動産販売価格 前年同月比 8.9%上昇


アメリカ・商品取引所 証拠金引き上げ

* 価格変動幅の大きい取引の履行を確実するため


バーナンキFRB議長は、サブプライムローン問題で 約16兆9000億円 の損失を金融機関にもたらす恐れがあると指摘。(当初の想定額 最大 約11兆円)


欧米の金融市場を避け、より安定した日本で資金調達する動きが出て、サムライ債が好調。


2007年 11月 13日 (火)

日銀は政策金利を現行のまま据え置きを決定

* 世界経済の動向・サブプライム問題の影響を注視


ヨーロッパの銀行 10―12月期以降 企業向け融資の基準の引き締め

* 大企業向け融資  47% 審査基準を厳格化
* 中小企業向け融資 35% 審査基準を厳格化


2007年 11月 14日 (水)

IMFは欧州の銀行に情報開示を求める
(銀行の保有資産を時価評価出来ないと、投資家がその保有資産への投資を敬遠し、さらに、価格が下がる恐れがあるため)


FRB金融政策の追加措置

* 追加措置 経済見通し(3年分)を年4回公表
* 現状   経済見通し(2年分)を年2回公表
* 物価の数値目標(インフレ目標)の設定は見送り

2007年 11月 19日 (月)

G20(日米欧と新興国)・財務相・中央銀行総裁会議

* より柔軟な為替変動を容認
* 金融市場混乱・資源高でインフレで景気減速リスクが増大


OPEC・財務相会合・ドル安について協議

* 収入の実質的な減少
* ドル建て資産の価値低下
* 通貨バスケット(複数通貨での運用)採用検討の可能性あり


2007年 11月 20日 (火)

日・米・欧・ファンド資産の時価評価基準のための指針

* 投資家保護目的


湾岸の主要産油国・ドルペッグ制について協議

* ドル安によるインフレが進行
* 米国と連動して利下げを行うことが困難
* サウジのドルペッグ制の見直しは21年ぶり



2007年 11月 22日 (木)

OECD サブプライムローン問題 損失額 最大約33兆円に膨らむと予想

* アメリカの住宅ローンの市況はさらに悪化
* まだ状況悪化の途中


2007年 11月 23日 (金)

中東産油国・ドル安でドルペッグ制廃止論が台頭。

* 輸入品の値上がり
* インフレぎみなのに、政策金利を引き下げざるを得なくなる


中国・「強いドル」を求める

* 外貨準備(9月末)約150兆円
* 外貨準備価値が低下


2007年 11月 26日 (月)

金融庁長官 サブプライムによる損失は増える可能性あり

* 10月以降、証券化商品の価格がさらに下落している
* サブプライム以外の商品の価格下落


2007年 11月 28日 (水)

FRB・ECB 資金供給を続行

* 主要企業の決算期末対策
* 流動性確保
* この他にもさらに資金供給を行う可能性あり


ドイツ・KfW銀行 貸倒引当金 約3700億円 積み増し

* 引当金合計額 約7000億円
* 融資中の独IKB産業銀行の経営悪化
* IKB傘下のファンドが貸し倒れする可能性がある


アメリカ・追加利下げ観測

* 3.5―3.75%までの利下げ予想
* 住宅市場の低調さ
* 金融不安
* 実体経済への波及回避


アメリカ・FOMC・10月分の議事録

* 地区連銀の意見が分かれる
* 公定歩合の0.25%引き下げ要請 12行中の5行

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