2007年 11月 02日 (金) −2007年 世界同時株安の記録−

指標

アメリカ・10月・雇用統計 16万6000人増

* 市場予測 8万人
* 失業率 4.7%
* 9月 11万人から9万6000人に下方修正
* 8月 8万9000人から9万3000人に上方修正
* 雇用回復の目安 10万〜15万人


アメリカ・9月・米製造業受注額 前月比0.2%増


アメリカ・10月・新車販売台数

* 前年同月比 1.2%増
* 日本勢は堅調
* アメリカ勢は前年割れ
* 販売増減率は2.7%減
* 大型車の需要低迷
* 住宅価格の下落(担保価値の下落)で、新車購入が低迷


決算

クレディ・スイス31%減益

* 保有資産の評価損


欧米石油メジャー減益決算

* エクソンモービル 10%減
* 石油の精製販売部門の採算の低下


商品

NY原油先物は、アメリカの雇用統計が市場予想を上回る良好な数値を受け、前日付けた最高値近辺で引ける。(1バレル 95.93ドル)


為替

アメリカの雇用統計が市場予想を上回る良好な数値を受けて円は小幅反落したが、金融機関の損失拡大が懸念され、下値は限定的だった。
円は、対ユーロで大幅反落。

ユーロは対ドルで続伸。
過去最高値を付けた。

為替 高値 安値 終値
円・ドル 115.41 円 114.34 円 114.83 円
円・ユーロ 165.59 円 164.88 円 165.42 円

日本市場

前日のアメリカ市場の大幅下落やアメリカ景気の減速懸念や円高の影響で、TOPIX・日経平均共に大幅反落。欧米の金融機関の決算発表が悪かったのも悪材料となった。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
日本 ( 日経225 ) ▼ 352.92 ▼ 2.09
日本 ( TOPIX ) ▼ 35.61 ▼ 2.18
騰落レシオ ( TOPIX ) 95.1

アジア市場

前日のアメリカ市場の大幅下落やサブプライム問題再燃懸念から金融株や不動産株を中心に幅広く売りが出て、香港市場は大幅反落。
中国当局の追加利上げ懸念も悪材料。

中国当局による追加利下げ懸念や中国当局による石油製品の基本価格の値上げにより、上海株は大幅続落。

アメリカ市場の大幅下落やアジア株の大幅下落を受け、台湾株は大幅続落。
台湾では、19の銀行がサブプライムローンがらみの住宅ローン担保証券を抱え、約140億円程度の損失が発生。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
韓国 ( KOSPI ) ▼ 43.80 ▼ 2.12
中国 ( 上海総合 ) ▼ 136.48 ▼ 2.31
台湾 ( 加権 ) ▼ 325.14 ▼ 3.39
香港 ( HANG SENG ) ▼ 1,024.54 ▼ 3.25
シンガポール ( ST ) ▼ 84.80 ▼ 2.23
オ-ストラリア ( ASX ) ▼ 126.90 ▼ 1.85
インド ( SENSEX30 ) ▼ 69.80 ▼ 0.35

ヨーロッパ市場

ロンドン市場は、金融機関の損失拡大が懸念され軟調に推移していたが、アメリカ市場が上昇に転じると連れ高して下げ幅を縮めた。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
イギリス ( FTSE100 ) ▼ 55.50 ▼ 0.84
フランス ( CAC40 ) ▼ 10.50 ▼ 0.18
ドイツ ( DAX ) ▼ 31.36 ▼ 0.40
イタリア ( MIB30 ) 6.00 0.01
スペイン ( IBEX35 ) 64.10 0.41

アメリカ市場

アメリカの雇用統計が市場予想を上回る良好な数値だったため、アメリカ市場は小幅反発。
ただ、金融セクターの銘柄は金融機関の損失拡大が懸念され、引き続き軟調に推移。

国名 ( 市場 ) 前日比 前日比(%)
アメリカ ( NY DOW ) 27.23 0.20
アメリカ ( NAS ) 15.55 0.56
ブラジル ( Bovespa ) ▼ 1,267.62 ▼ 1.94
アルゼンチン ( Merval ) 15.13 0.65

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