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【失われた日銀の力】 黒田バズーカの限界

どうして今マイナス金利政策?

先ほど書いたように、預け入れしている預金に金利をかけるとか、メチャメチャな話です。

預金なのにお金をとられるなんてあんまりです。
でも、日銀はそれに踏み切ることに決めました。
それは何故でしょう?

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理由その1 金融緩和の効果が出にくいから

日銀は、意を決して『 異次元大規模金融緩和 』 を行いました。
それにも関わらず、蓋を開けてみると、金融緩和のために銀行に渡したお金は、そのまんま日銀の当座預金の中にブタ積みされていきました。

これでは、金融緩和をしても効果が少ないです。
自分でお札を刷って、それを相手に渡したは良いものの、その相手が自分のところにそのお札を差し戻してきた状態で、いかにも間が抜けています。


理由その2 銀行が当座預金のお金で温々してしまっているから

元々、この準備預金の超過分には金利はついていませんでした。
でも、白河日銀総裁の時代、2008年の頃日銀は超過分にまで0.1%もの金利をつけてあげることにしたのでした。


日銀:付利金利引き下げ含むあらゆる手段排除せず、追加緩和


その後、アベノミクスで大規模な異次元的な金融緩和を行うわけですが、その時にこの超過したぶんの金利を放置したのが悪かった。

銀行たちは、値下がりしない、ノーリスクでウマウマの投資先を見つけてしまったのです。

「やったるでー!(`・∀・´)」

・・・と言わんばかりに、どんどんと日銀の当座預金にお金をブタ積みしていったのでした。

昨今の投資先不足&資金需要壊滅状態の日本で、全くのノーリスクで0.1%ものお金をGETできる投資先なんてそうそうあるもんではありません。

そんな中で、この特別待遇です。
そりゃ、寝かせっぱなしにするのも止む終えない話だったりします。


理由その3 大規模金融緩和の限界が見え始めてきた

政府も日銀も強気姿勢を崩していないですが、明らかに2015年の末あたりから、様子が変わってきたような気がします。
何が変わったのかというと、国債市場の売り物がなくなってきたのです。

日銀も銀行も、せっせと市場に出回っている国債を買います。
日銀だけでも30%以上の国債を持っていると言う恐ろしい状態でした。 

年金の国債も合わせると、何と半分以上が日銀と年金が国債を持っていることになります。

そんな中で蠢き始めたのが、ヘッジファンドやら投機家の人々です。

「ヌフフ、これ以上の金融緩和は無理でしょ。(★∀★) 」
「そう遠くないうちに、金融緩和できずに円高来るね」
「株安もセットで!」
「いよいよ日銀もO・SI・MA・I!(`★∀★´)」

そんなわけで、足元を見られているのに打つ手なし状態なので、良いように荒らし回されてしまったのでした。

もう、日銀に残された手段は、マイナス金利を打つことくらいしかありませんでした。
日銀は、金融緩和を行う力を失ってしまったのでした。


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そのメリットとデメリットは?
影響のありそうな各業種について予測してみました。

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