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【金はお金?】 金貨の限界

金は昔金貨として使われていました。
金貨ですので、金で出来た硬貨がお金の代わりとして使われていたわけです。

しかしながら、金は金貨として使用されていただけではなく、金自体にも相場があり、独自に価格が定められていましたし、装飾品としても使用されていましたし、そのような需要もありましたので、そこから金貨は受難の道を歩む事になりました。

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【削り取り禁止】 金貨を削ってお金儲け

金貨に使用されている素材は金です。
ですので、金貨を削り取って削り取った金を売ればお金が入りました。

そこで、金貨が流通していた頃は、金貨を少しづつ削り取る違法行為が大流行。金貨は人手に渡るたびにドンドン形がいびつになったり、薄っぺらくなったのでした。
金貨を管理・監督する各国も、そんなことをされてはたまらんと、金貨の削り取りを禁止したのですが、金貨の削り取りはいっこうになくなりません。

そんな理由から、仕方なく金貨を削り取りがはっきりわかるものにしたのでした。
金貨の淵にぎざぎざを刻んだり、文字を入れることによって、金貨を削り取りにくくしたのです。
(そんな努力もむなしく、結局金貨は削り取られる運命にあったわけですが・・・)


【削り取り禁止】 銀貨も削り取り

金貨の削り取りは先ほどお話ししましたが、銀貨だって削り取られていたそうです。
金と銀には価格差はあるものの、銀自体も取引が出来たので、人々は銀を削ってそれを溶かして塊にし、売っていたそうです。

この行為が特に問題になっていたのはイギリスです。
当時のアジア諸国とイギリスでは金と銀の価格差が顕著だったので、銀貨の銀を削り取り、それを塊にした後に、アジアに行って金と銀を交換します。

するとその金を持ち帰り銀と交換して大儲け。さらにその銀を削り取り・・・(以下略)
これは違法行為ではあったのですが、確実に儲かる方法だったので、その違法行為は取り締まっても取り締まっても、まったく後を絶ちませんでした。

イギリス国内を流通している銀貨の重さはドンドン軽くなり、銀貨の厚さはペラッペラになって行ったため、それを憂慮したイギリス政府は、削り取られた銀貨の使用を禁止してしまったのでした。


【金貨と銀貨】 値段が変わって問題発生

金貨にすれば、金の価格自体は保護されるので、お金は金貨にすればいいやん・・・昔は私もそう思っていたのですが、金貨は少々問題があるようです。
それというのも、金貨や銀貨は、素材自体に価格が付いていることです。

つまり、金貨が10000円分の価値があるかと思っていたのに、金の供給が多すぎて金が値下がりしてしまうと、金貨には8000円分の価値しか無くなってしまうのです。

さらに金の値段が暴騰し、金貨の3倍の値段になってしまったとしたら、その金を溶かして売ってしまえば大儲けできるため、金貨を溶かして売買する人々が後を絶たなくなってしまいますので、金貨や銀貨(純度の高い銀)で日々の支払いや売買をするのは問題があるように思うようになりました。


【削り取っても無駄】 現在の日本の硬貨

日本の硬貨を削り取って売っても、さしたるお金になりません。
それどころか、硬貨を改造したり削ったりするのは違法行為ですので、そんなことをすると重い刑罰が待っています。つまり「削り損」となるわけですのでみなさん・・・
日本の通貨を削ったり改造したりするのは絶対にやめましょう!

ところで、現在の日本の通貨の原材料ですが、以下の通りとなっています。


  • 1円 アルミニウム
  • 5円 銅&亜鉛
  • 10円 銅&錫(スズ)&亜鉛
  • 50円 銅&ニッケル
  • 100円   銅&ニッケル
  • 500円 銅&亜鉛&ニッケル

銀やら金やらの高価な金属は日本の硬貨には入っていません。
非常に安い素材で出来ています。


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