当サイトをご覧になるには、ブラウザの設定でJavaScriptを有効にする必要があります。

【華麗なる進歩】 金貨から紙幣へ

ヨーロッパ諸国では、ギリシャ時代から金貨が使われていました。
ところでその金による貨幣なのですが、世界中で使用されていたわけではないようです。
特に中国では、貨幣はヨーロッパのそれとは違い、独自の進化を歩んで行ったようです。

スポンサーリンク

【中国発】 金を使わないお金

中国や日本では貨幣には銅を使っていました。
真ん中に四角い穴が開いているのは、紐で縛って持ち運びをしやすくするためだそうです。
現在でもその名残なのかどうか分かりませんが、日本の5円と50円の硬貨には真ん中に穴が開いています。(どうして現在でも硬貨に穴が開いているのかな?)

ところで、この真ん中に四角い穴の開いた貨幣、貝殻などに比べると、持ち運びは便利になったのですが、それでもまだまだ不便でした。札ばっかり使用して、お釣りの硬貨で財布がジャブジャブの方はよくご存知だと思いますが、硬貨って案外重いんです。
ですので、大きな取引があったりすると、それはもう重い硬貨を運ばねばならず、大変不便なものでした。

更に言うと、硬貨を数えるのも大変です。
大きな取引があるたびに、山のような硬貨を延々と数え続けなければならないわけです。
これでは効率が悪いですね。

しかしながら、硬貨の枚数が多くて辟易していたのは中国に限ったことではなく、ヨーロッパ諸国でも同様の現象が起こっていたそうです。

戦争で捕虜になった王族の身代金を支払うときなどに、多額の正貨(金貨)を要求された日には、支払うために用意する「金貨の枚数」を数えるだけでも一苦労。
数えるだけでも何ヶ月もの月日を要したそうです。

そんな不便な硬貨や金貨ですが、中国の元の時代にフビライが紙幣を考案し、統治している地域にその紙幣を流通させていたそうです。

その紙幣は「国が○○の量の金と交換します」という約束付きの紙幣でした。
現在で言うところの兌換紙幣(金との交換が約束された紙幣)の始まりです。
支払ってもらえる金の量が多い紙幣(高額紙幣)は、紙幣の大きさも大きかったそうで、一目で紙幣の額の大きさが分かるような代物だったらしいです。


【兌換紙幣だと思ってた?】 日本の通貨は不換紙幣

日本の通貨は不換紙幣です。
つまり、「国が○○の量の金と交換します」という約束がなされない通貨なのです。

これでは心配だ〜という方、ご安心あれ。
不換紙幣は金に変換されることこそありませんが、「○○円の価値分のサービスや商品を買うことを国が補償する紙幣」だからです。

しかしながら、ここで一つだけ注意が必要なのは、国の信用度です。国がその国の通貨を保証しているというだけで、保証できない場合は、その紙幣は紙くずになるわけです。

兌換紙幣ですと、紙くずにはなりません。
少なくとも、国庫に眠っている金塊だけは受け取ることは出来ますので、紙幣の価値が目減りすることはあっても、限りなく紙くずに近くなってしまうことは無いわけです。

ちなみに、日本では1876年に不換紙幣に移行。
アメリカのUS$は、 1971年のニクソンショックの時代に、不換紙幣に移行しました。
その際にUS$は大暴落。

世界中に波紋が広がったのでした。
今ではすっかり忘れ去られている感のあるニクソンショック。
今起こったら大変ですね。
いやはや、その当時に株やってなくてよかったです。
(案外ブッシュショックが起こったりして〜)


スポンサーリンク